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2.新しい能力

コイモドキとの戦闘も終わり次に何をするのかを考えているのだがステータスにもあった能力値なるものが気なって仕方がない...捕食ポイントというやつも食べることで獲得できるようで戦闘によってポイントを得ることはできないということが分かった。早く成長して強くなりたいしこの池の藻を食べつくすとしようか!


--

 翌日の昼頃、藻を食べてる最中に大きな黒い影のようなものを見たその影は、前回倒したコイモドキの2倍はありそうな魚影だった。さすがに勝てそうにないから身を潜めこそこそと食事を繰り返していた。


 魚影を見た日から4日程経過したその日の夕方、機械声がまともや唐突に話した。


「食技能が一定練度に達しました。新たな技能大喰らいを取得しました」


 さすがにもう慣れてしまったのか唐突な声にも驚かなくなってしまったな、それよりこの【大喰らい】という技能を取得してしまった。この技能を手に入れた瞬間から先程まで胃袋いっぱいだったはずなのにまだまだ入りそうだ。この体には不思議な能力がまだまだありそうな気がする。


 今の捕食ポイントを確認すると【78P】溜まっていた、確かこのポイントを使ってステータスの上昇ができるって言ってたよな。俊敏を上げたいところだし割り振ってみるか。


「表示!」


--


 種族名 ジンコル(変異体)


 個体名 陽斗




          能力値     


         生命 14

         攻撃 26         

         耐久 8

         俊敏 15

          運 24


        成長値 118/150


 【ジンコル】


 小魚より少し小さめで半透明なことで知られている。この生き物はとても弱く数が少ない。とても珍しい生き物、日が出ている時間は岩陰に隠れ眠り、夜に活動を始める、人々の間では『水の中の金』と言われる程値で取引される。


--

「もっと早く動きたいから俊敏に全振りしてくれ!」

そう言うと機械声が答えた

「-俊敏-に捕食ポイントを振り分けますか?捕食ポイントを20消費し、俊敏を1上昇します。」

あんなに頑張って貯めたポイントの20を消費してたった1かとがっかりしたがそれでも、ステータスの上昇から得るものは大きいため俺ははっきりと「やってくれ!」と興奮気味に答えた。


 以前のように発光することはなく、何も変化は起きなかったが以前より動く速度が多少上がったように感じる。スタータスが上昇したと言ってもたったの3なので大きな変化がなくて当然と言えば当然だ。『だが少しずつステータスを伸ばしていき、この世界で誰にも負けない強さ、即ち最強を目指そう!』と心の中で誓った。まずは技能を積極的に習得(取得)していかないとな。


たしかコイモドキを倒すときに体から放電してたよな、放電を利用して何か新しい技能を獲得を目指してみるべきだな。

 まず試すのは攻撃ではなく身を守るための技能を獲得したい、放電ができるなら体の周りに帯電させることもできるのではないか。そう思いさっそく電気を体の周囲に纏わせようとするが何度やっても四散してしまい纏うことができなかった。何度も何度も試みたが18回目を終えた瞬間、視界が回り始め酷い倦怠感、頭痛が突然襲ってきた。味わったことのない倦怠感と痛みにその場で意識を失ってしまった。

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