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生物的思考とは

作者: 機動重要塞

所詮人間は自分のことの理解できない下等生物よ!

 生物は非常に単純な命令によって思考を開始します

それは"{自他、差異(機械語の0と1に近い概念)}の{認識、整合(この命令に戻ることは可能か)}はあるか"です


 上記の命令を"根源"とします、その根源は塩基配列によって形成され受精卵となった瞬間から

整合性を調べながら分岐を開始します

 通常のプログラムでは分岐先の末端は答えを出した時点で途切れさせるのですが生物の場合

分岐の終端に来たところでさらに"その認識は可能か"という根源よりその分岐を循環させることは

出来るかという整合性の確認が行われます


 矛盾というのは根源を通すことが出来ずにその分岐の始めより循環を始めてしまったものの事をいいます

何ゆえこのようなことが起こるのかといえば分岐の量、さらにそこに挿入された分岐、分岐等々

枝が多くなりすぎた又は足りなかった結果、根源を通す前に矛盾を起こした分岐の手前の前提となった

認識の分岐に引っかかっているからです


 例えば人間に同属という認識を形による物の前に色による判別を行えば

色:違いがある>形:近いが重要ではない

白人にとって黄色人種と黒人は人ではなく非常に高度に発達した猿という分類に仕分けられることでしょう

 しかし先ほどと矛盾するようですが似たような行動が見られるという条件分岐を挿入することにより

色:違いがある≧動作:非常に近い>形:非常に近い

という認識を行い色に違いはあるが同種か近似種の可能性を認識することになるのです


 この分岐の処理は根源を通すことによって差異を確認し自他の判別を可能とします、

根源に戻ってきた思考はそこから更に分岐を精査し似た分岐を廃統合しそれが既視感へと転じるのです

 ちなみに廃統合が大幅に行われ始めるのが体の出来上る18~24歳でありそれが成人でしょう

頑固爺と言われるのもこの廃統合により前提が固められ分岐の挿入がされにくくなっているからです

酷い事言うけど動物としては思考に欠損があるほど発展しやすいという・・・

(矛盾を起こしやすい思考は問題の先送りを可能とし未来に自滅が待っていようと

その種族の繁栄を優先できるため)

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