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裏切り開始

 メイに治癒魔法を使って戦える状態にする。さて、ここからメイに作戦を伝えて動き始めるところだ。


「えぇ、わかった。協力するしかないわね」


とりあえず、メイは承諾してくれたみたいだ。よかった。これで作戦が一歩前に進んだ。メイの部下である一般兵も使えるだろう。相当な戦力を得ることができたのではないだろうか。


「それと治療ありがとう」


メイが照れくさそうな顔をして言う。冷たい感じのしゃべり方をするところからそういうことは言わないやつなのかと思っていたが、一般兵たちの上に立つ隊長だ。そういうこともできないと誰もついてこないわな。


「こちらこそ、さっき助けてくれてありがとう」


「別に」


別にって一体どんな返事の仕方だ。まぁ、でもうまくやっていけそうでよかった。


 さて、それでは実行と行こう。俺はメイと一緒にそれぞれ王国兵の隊の隊長に挨拶をしに行く。それで信頼を得る。これで王国兵の仲間に入れるはずだ。信頼を得ることができればすべての王国軍が俺のために働いてくれる。機械自治区側の強めの兵力への対抗策もすべて考えてある。俺の力でこの戦争を王国軍の勝利へと導いてやろう。


 俺はメイの転移魔法で王国軍の隊長が集まる場所へと向かう。そこにはアックス、そしてそのほか見知らぬ顔が二人。一人は風貌からして女剣士だろうか。ぱっと見はそんなに強そうには見えないが、隊長を任されているくらいだ。きっと相当な実力者なのだろう。強さは見かけによらないものだ。油断をしてはならない。もう一人は杖を持った女だ。魔女という感じではない。僧侶系の魔法使いってやつか。兵士たちにバフを与えていくことしか出来なさそうだが。こういったサポート系の能力で隊長になれるというのはそうとうなバフ魔法をもっているのか。僧侶系はめずらしい。勇者一行にいたあの女以来久しぶりにみた。


「メイ、そ、そ、なんでそいつがいるぞ……」


俺と戦ったアックスは俺がここにいることに驚いていた。まぁ。そうだろう。普通に考えたら理解ができるはずがない。


「メイ、よろしく頼むぞ」


「えぇ、この人、デューク。噂のオズワルドの弟子ね。機械自治区についたって話だったけどどうやらこっち側についてくれるみたい」


「あぁ、メイの言う通り。俺はもともと国王様に仕える人間だ。国王様からの特別な命令で機械自治区についていた。そして機械自治区の戦力状況を持ち帰って俺は機械自治区を裏切る。俺の作戦に、ひいては国王様に協力をしてくれ」


「それで、機械自治区の戦力はどのくらいぞ??」


俺はボスから聞かされている戦力とそれに対処する作戦とを伝えた。これで俺は彼らから信頼を得ることはできただろうか。

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