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メイの過去

 私は幼いころから魔法に関してはとても強い関心があった。私に魔法を教えてくれた師匠も私に期待をしていろんな魔法を教えてくれた。私がこの世界で強く生きていくための魔法をいろいろと教えてくれた。しかし、そんな師匠は私が12歳のときに突然姿を消してしまった。両親は王国軍に所属していたが、当時猛威を振るっていた魔王軍の魔物に殺されてしまった。師匠も王国軍に所属していて両親とも仲良くしてくれていた。その関係で私は師匠から魔法を教わることができた。姿を消してしまった師匠の代わりに私は里親に引き取られていた。


「お前を引き取れば、王国軍との繋がりを得られると思っていたのによ」


里親の二人が私によく投げかけた言葉だ。残念ながら里親の二人は私と王国軍のつながりに期待していたみたいだ。期待通りにはなれなかったがそれでも私の魔法の力を利用しようとして居場所を与えてくれていた。


「魔法なんて気持ち悪い。早く出ていけ」


父親の家系はずっと剣士だった。だからか魔法使いに対してのあたりはとても強かった。居場所を与えてくれたものの居心地のよいものではなかった。そんな私にチャンスが回ってきたのだ。王国軍が魔法使い兵士を募集するために大会を開いたのだ。本来で王国兵になるためには15歳以上という条件があるのだが、今回の大会ではその条件も撤廃するという。12歳の私にとってチャンスだ。いまのこの状況を打開するためのチャンスだ。私の魔法力ならば優勝もできるだろう。準決勝まではかなり順調にすすむことができた。そう、ここでこいつ、デュークが現れた。明らかに私のほうが魔力が上だ。魔力探知も苦手そうだ。視覚外から攻撃をすればかならず倒せる。はずだった。私があいつをなめていたのだろうか。気づいたら私の作戦すべてに対応されていた。結果として私は準決勝で敗退。私の新しい居場所を手に入れるためのチャンスは逃してしまった。そしてここからが私の地獄の始まりだった。


「お前にもう、価値なんかないよ。この家を出ていきなさい」

「魔法なんて気持ち悪い。早く出ていけ」


魔法の大会で負けた私に里親の二人は価値を感じなくなったらしい。私は追い出されてしまった。私に残されたのは魔法だけだった。師匠から教わった生き残るための魔法をつかって、私はなんとか生きていく。結局、15歳になったときに王国軍に応募して採用されて、今の地位に至る。





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