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作戦会議

 メイが率いる王国兵たちも倒して王国との戦争に勝ち続けた機械自治区は次の作戦に向けての作戦会議をしていた。


「デューク。お前の持っている情報をすべて差し出せ。次の王国軍はいつもならどんな手を打ってくる??」


ボスが俺に情報を聞き出してくる。ここはどんな情報を教えたらよいか悩んだ。正しい情報を与えて俺がスパイだとばれないようにするか、嘘の情報を与えて王国軍の勝ちへと貢献するか。どちらがよいだろうか。


「おそらくあそこまでボロボロにやられた王国軍は全戦力を投入してくる。こちらも持てる戦力はすべて吐き出すべきだ」


結局、俺は本当の情報を教えてまだスパイを続けることにした。まだ戦力を隠し持ってるかもしれない。すべての戦力を吐き出させて、勝つための作戦を考える。あるいはすべての戦力が出払っている間にこのボスを倒せばいい。


「であれば、そうするとしよう。シン、ミル。お前たちとそしてデュークでやるぞ」


「シン??ミル??」


奥の部屋から二人の男女が現れた。


「ちょっと、シン!?現れるの遅くない!?!?燃やし尽くされるところだったんだけど」


「お前なんか燃えちまえよ」


うるさいカップルみたいな二人組が現れた。俺はこういうやつらを生理的に受け付けない…。男の方は金髪にピアスいっぱいめっちゃチャラチャラしているように見える。女の方に関してもピアスはもちろん。ネイルもなんかすごい。いろいろくっつきすぎだろ…。


「燃やし尽くされるとかなんとかの会話……。お前らさっきの機械兵の!?」


「そうだよ~。俺たちが操縦しているんだ」


「私が0型で」


「俺が1型の操縦士だ」


「ボス、これ以外に戦力はないのか」


「これですべてだ。俺たちは機械自治区。国家レベルの予算はないからな。これが俺たちの限界だ」


あれですべての戦力だったなら俺一人で全部やっちまえばよかった。次の戦いのときにうまくやるとしよう。


「俺にメイをやらせてくれ。魔法使いとの闘いは魔法使いである俺が一番よくわかっている。ルル、お前も一緒に戦うんだ」


「だめだ。ルルに砦に残ってもらう。砦本体の防御にも魔法の力が欲しい。申しわないが、一人でメイをやってくれ」


その話で作戦会議は終わってしまった。俺たちは戦場を王都までもっていくことができれば、王都で国民に直接的な被害を与えることができる。だから機械自治区はいかに西街道という戦場を制覇して王都へと戦線をずらしていくかが勝負らしい。2回の戦いでだいぶ王都側に戦線は寄っているから次の戦いで一気に攻めるということだ。で、あれば俺は戦線が王都に近づいて王国軍の支援を受けやすいところで、機械自治区を叩くとしよう。俺の作戦もこれで決まった。

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