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機械兵1型

 足元をとられその場に転倒した機械兵0型に向かって王国兵の兵士たちは次々と攻撃をしかけていく。いくら10mの巨大な体をもってしても数の暴力には負けてしまうのか。


「フレイムストリーム」

「アクアキャノン」

「ストーンバレット」

「エアスピア」


白い巨体に向かって数々の魔法が撃ち込まれていく。一般の魔法使いの兵士たちの魔法は大したことはなかったが、これが束になるととんでもない威力になっている。さすがに今回の戦いは機械自治区側の負けになるだろうか。


「これで終わり」


メイが機械兵0型の上に浮遊する。画面越しでも感じることができる。メイが強大な魔力を練っている。


「フレイムデストロイヤー」


破壊の力の込められた炎が0型に襲い掛かる。この炎は燃やし尽くす炎の力と当時に物体を破壊するデストロイの魔法が込められている。威力という面に関していえばこの上ない魔法だ。対象を燃やし破壊しつくすまでこの炎は消えない。王国軍の隊長の魔法使いはここまでの魔法を使うことができるのか。さすが、昔俺と張り合っていただけはある。


「おい!!ボスどうするんだ!!このままでは負けてしまうぞ」


「黙ってみてろ」


機械兵0型は立ち上がるが破壊の炎は消えない。燃やし尽くす速度が普通の金属に対してよりも遅く感じる。そこは、さすが機械自治区が俺を差し置いてまでも出した戦力といったところなのだろうか。しかしそれも時間の問題だろう。このままいけば王国軍が勝って、俺にとっては嬉しいことなのかもしれない。そんなことを考えていると2体目の巨大な機械兵が空から降りてきた。今度の機械兵は黒い。


「デューク。俺が機械兵を1体だけ導入するわけないだろう。やるなら全力で相手を叩き潰すんだよ」


黒い機械兵は白い機械兵に向かって手のひらをかざした。黒い手のひらに破壊の炎が吸収されていく。これは形勢逆転か。炎から解放された0型は次の攻撃を構える。白い手のひらにエネルギーが溜まっていく。エネルギーは球状になり集まる。チャージを終えるとエネルギー弾は兵士たちに向かって落ちていく。メイをはじめとした多くの魔法使いたちは転移魔法で転移を開始していた。しかし魔法使いでない兵士たちやエネルギー弾に気が付かなかった魔法使いたちはそのままエネルギー弾に飲み込まれていった。爆発が起こり、画面は土煙で何も見えない。


「これが機械自治区の兵器の力だ。これで王国を滅ぼす」


ボスが得意げに言う。画面の土煙が晴れるとそこには2匹の白と黒の機械兵、そして王国兵の死体だけが映っていた。

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