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開戦

 いよいよ開戦の日がやってきた。俺の体にはありとあらゆるところに爆弾をつけられる。


「いいか、お前がすこしでも変な真似をしたら、ドカンだ」


念を押されながら、俺は戦場へとむかう。戦場となる予定の場所は王都とリーフビエント遺跡を結ぶ西街道だ。西街道のどこかで王国軍を迎え撃つことになっている。そしてそれは突然始まった。西街道を歩いていると王国軍とぶつかる。


「お前は……デューク!!新聞でみたぞ!!魔王の手先!!本当は機械自治区殲滅のために駆り出されたわけだが、いいところにいたな。ここでお前も消えろ!!」


威勢のいい王国兵の言葉をきっかけに他の王国兵たちも俺に襲い掛かってくる。たかが王国兵。それも顔の鎧を身に着ける必要があるような王国兵たちに俺が苦戦するはずもなく。王国兵が襲い掛かる先から俺は転移魔法を使って空中へと逃げた。


「フレイムストリーム」


王国兵たちに向かって炎が襲い掛かる。王国兵たちはその場から少し退いた。


「本気で攻撃してきたぞ、気を付けてかかれ!!」


王国兵たちはふたたび攻撃をしかけてくるのだが、同じことの繰り返しだった。次は、王国兵たちのど真ん中にとんでやろう。その方が俺としても修行になる。


「やぁ」


俺のことに気が付いた王国兵たちは俺を避けるようにして円が作られた。さて、ここから暴れるか。得意な火属性の魔法で次々と王国兵を倒していく。なかなか一対多人数の戦闘訓練はできないからいい訓練になる。


「まったく、たかが、魔法使い一人に苦戦しすぎぞ」


出てきたのは顔の鎧をつけていない王国兵だ。その兵士は濃いひげの顔つき、体格はとんでもなくふくよかな巨大な男だった。男は斧を振り回しながら、こちらへと襲い掛かってくる。俺は転移魔法で再び、空中へと避難をする。しかし、大きな男は俺の目の前まで来ていた。こいつ、この体の大きさでこの速度で動くのか。


「出たぞ!!アックス様の体術だ!!俺もあれができるようになりてぇんだ!!」


王国兵たちは盛り上がっている。王国兵の一部の人間に顔の鎧を身に着けさせていない理由はこんなかんじで一般兵士たちの士気が上がるからだというのがよくわかった。彼らは自らの正義とそして英雄たちの憧れのために日々鍛錬を重ねているのかもしれない。


「遅いぞ」


アックスは俺に斧で攻撃を仕掛けようとしてくる。しかし、俺はもっと速い男をしっている。グランダートで出会ったあのタンクトップバカは今頃どうしているだろうか。そいつを思い出せばこいつの体術など大したものではない。




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