表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
79/140

リーフビエントの試練

 ルルは連れていかれるままに奥の部屋へと入っていった。扉が開かれるとそこにはなにもない広い空間があった。案内人の死者は説明を始める。


「リーフビエントの試練の内容は簡単です。いまから風の攻撃がきます。それをどうにかしてください。すべての攻撃をどうにかして生きて帰ることが試練の内容です。では」


そういって死者は消えてしまった。便利な体を持っているなとルルは思った。体が消えると同時に風の攻撃が始まる。とにかくその攻撃は速かった。ルルはその攻撃を防御魔法で防ぐか、転移魔法で避けるかどちらにしようか悩んだ。基本的にただの風属性の魔法くらいであればどちらの選択をとってもよいだろう。対魔法使いとの闘いであれば転移魔法で避けてこちらからまた攻撃をしかけるというのが定石だ。しかし、これは試練だ。きっとなにか裏があるかもしれない。ここは防御魔法を選択しよう。これがルルの考えだった。


「うっ!!」


一発目の風属性攻撃を防御魔法を展開して防いだが、この風属性攻撃のおかしなところに気が付く。防御魔法はだいたいの攻撃は防ぐことができる。相手の方が感知能力が高く、転移先がすぐにばれて転移先で攻撃されることを防ぐために使う。この防御魔法が使えないときといえば、相手が無属性魔法をつかってくるときくらいだ。風属性の魔法で防御魔法が崩されることはない。つまりこれは、転移魔法を使う試練だったということだ。防御魔法を破られる前にルルは転移した。


「はっ!!」


転移先はすぐにばれる。転移したと同時に新たな風属性魔法の攻撃をルルは感知した。さっきまで展開していた防御魔法が風属性魔法で真っ二つになっているところも確認した。これは、どうやらミスったら本当に死ぬやつだということも確信した。つまり、この試練の本質は相手の攻撃を素早く探知して避け続けるところにあるようだ。ルルはその後、得意の魔力探知で風属性攻撃を避け続ける。転移魔法も探知もデュークに仕込まれた。リーフビエントの試練も楽々とクリアができそうだ。


「ふぅ……」


こうしてルルは難なく試練を突破した。

「面白い!」「続きが読みたい!」などと思ったかたはぜひ、ブックマークと評価を、できれば星5つをよろしくお願いします。


していただいたら作者のモチベーションになって更新頻度や作品の質が上がるかもしれません。


ぜひ、よろしくお願いいたします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ