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平和の訪れた街

 目が覚めると天井が見えた。


「デューク様!!」


ルルの声だ。


「デューク様。3日ぶりです」


そんなに寝ていたのか。俺はルルから俺が寝ていた間に起きたことを聞いた。勇者一行が呼んだ王国軍の兵士たちによって魔物の残党はすべて処理されたこと。マイヤはおれが世界樹をつかって放ったマグスによって倒されたこと。そして俺はどうやらルルによって世界樹から助けられたらしい。魔力もほとんど残っておらず、助かるかどうか怪しい状態だったという。俺の考えが正しければ、俺が気を失ってからは世界樹に魔力を吸い続けられ、魂も魔力に変換され続けていただろう。ルルが一歩でも遅かったら本当に死んでいたかもしれない。


「ルルありがとうな」


「お、デューク!!起きたか!!」


次に現れたのはジェンだ。


「まったく心配をかけやがって」


「ジェンさん、今は忙しくないんですか??」


「まぁ、隙をみて寄ってきたってかんじだ。もう行かなくちゃいけない。今度またゆっくり話そうな、デューク」


そういってジェンは立ち去ってしまった。俺はジェンの右腕が復活しあたらしい義腕になっているのを見逃さなかった。ルルから聞いたところによるとジェンはヴァーテルパーニーの新たな市長になったらしい。前市長マイヤは一応市長としてはしっかりと仕事をしていたようだが、どこに魔物たちが付け入る隙があるかわからないため、ヴァーテルパーニーのシステム全体を0から作りなおしているようだ。


「そうか、みんな大変なんだな」


「なにをのんきなことを言っているのですか。デューク様も忙しいですよ。デューク様が回復したらすぐに父上と連絡をとるようにと言われています」


あー。きっとまた次の指令がくるのだろうな。オスバルト様が魔王になってから俺がとても忙しい。


「じゃ、早速王都に戻らないとな」


「いや、それが、魔力探知を使って会話をするようにとのことです」


国王様は俺が魔力探知が苦手なことを知っていてやっているのだろか。しかし、ヴァーテルパーニーと王都を魔力探知だけの会話なんてそうとうな技術が必要だ。そもそも魔力探知だけでの会話なんてものができる魔法使いは限られている。多分、ルルですら厳しいだろう。


「デューク様??魔力探知が苦手なことを心配していますか??大丈夫です。王族には王族のやり方があります」


なるほど、王族だけの魔法があるんだな。



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