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魔法使いの殺し方

「オスバルト様、もう彼は助けを求めたみたいですからいいんじゃないんですか??」


「お前は本当に魔力探知が苦手なんだね。もうすこし後をつけるよ」


オスバルト様はきっと魔力探知で何かがわかっているのだろう。オスバルト様に逆らうわけにもいかないので同行することにした。気弱な男は普通に街を歩いている。その後ろにつく何でも屋の男。その後ろを付けている俺たちという謎の構造ができあがっていた。そのままつけていったが何も起きず、男は宿へと戻っていった。


「オスバルト様、結局なにもないじゃないですか」


「まぁ、きっとこれからだよ。宿の外から見守ってみよう」


正直、ちょっとめんどうだなという気持ちが強かった。なんでこんなことに付き合わさせられてるのだろうという気持ちで一杯だ。そんなことを考えながらも俺とオスバルト様は宿の外でずっと待っていた。深夜になり俺は眠気との闘いに苦戦したところで異変が起きた。宿に男が一人忍び込んでいく。


「起きなさい、デューク。来たよ」


目を指でこすって眠らないように必死になる。いやしかしでも本当に眠い。


「何も気づかないのかい??眠気で魔力探知ができてないのか??それとも本当に魔力探知が苦手なのかい??修行の必要があるか??」


何を言ってるのかよくわかんないくらい眠かった。何も言わずにオスバルト様は転移してしまったために俺も急いで転移魔法でオスバルト様を追いかけた。転移した先は気弱な魔法使いの部屋だった。そこで見た光景で俺は完全に目を覚ました。


「およおよ、なんか来ちゃいましたか」


そこにいた男は何でも屋さんだった。


「わたくしは、なんでも屋さんです。いかがいたしましたか??」


「そんな言い訳じゃこの状況を切り抜けられないよ」


何でも屋さんは手に刀を持っていた。しかも二刀流らしい。


「では、先に仕事をさせていただきます」


オスバルト様が魔法を使うよりも何でも屋さんの動きは速かった。気弱な男の両腕が切断された。


「暗殺依頼が来ていたんでね。何でも屋としては何でもやらないとなと思って、ここは何でも金になる。人殺しもね」


気弱な男の肩から血が流れる。彼は生きていられるのだろうか。


「どうやらあなたも魔法使いみたいですけど。わたくしと戦わない方がいいですよ。わたくし、魔法使いの殺し方を知ってるので」


「腕を狙えば魔法が使えないってか」


「杖も握らせず、魔法陣も使わせない方法としてはいい方法でしょう??依頼を受けたときからずっとどうやって魔法使いを殺すか考えてたんですよ」


なるほどなと思った。たしかにその方法だったら普通の魔法使いはどうしようもないだろう。彼の剣裁きの速度もかなり素早いから普通の魔法使いの行う杖の呼び寄せをしてから魔法を唱えるという隙も与えてくれないだろう。目で認知するよりも早く動くから防御魔法も転移魔法も難しいだろう。一般の魔法使いなら。残念なことに彼が今目の前にしてるのはオスバルト様だ。


「あぁああぁ!!」


何でも屋さんの腕が切り落とされる。オスバルト様は風属性魔法で切ったらしい。

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