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盗賊団

すみません!体調を崩していしまいました。

これから投稿を再開していきますのでよろしくお願いいたします。

 目を覚ますと俺は手足を縛られていた。口にもロープがありしゃべることもできない。なんてことだろうか。ここはどこかの建物の中のようだ。まわりは壁に覆われており窓はない。ただ一つドアがある。転移した先で棒で殴られて気絶してこんな風に捕まってしまうなんてオスバルト様に合わせる顔がない。


「いやぁ、引っかかってくれて助かるよ。お前みたいな正義感の強い魔法使いをカモにして俺たちは生きているんだ」


そういってドアを開けて入ってきたのは先ほどの足をひねった男だった。まさかこいつらグルだったのか。状況をだいたい理解すると俺はルルがそばにいないことに気が付いた。顔を横に振ることで犯人はおれが何かを探していることに気づいたのだろうか。


「あぁ、あの女か。お前王女様連れて歩いてるだなんて何者だ??王女様にこんな間抜けを付けてるなんて国王様もどうかしてるな。あの女は売れるぞ。人身売買のルートに流す」


それは困った。そんなことをされたら国王様にも合わせる顔がない。この状況をどうにかする方法は一つだ。魔法使いは杖が無くても魔法がある程度使えるように手首にいくつかの魔法陣を刻んでいるものだ。防御魔法、転移魔法、呼び寄せの魔法などは腕に刻んである。それに加えて一つくらい攻撃魔法を仕込んでおくものだ。杖がないから大した威力は出せないがこの状況から脱出するくらいには使えるだろう。俺は体内で魔力を循環させて魔法陣の魔法を発動させようとする。しかしここにきて俺ははじめて異変に気付いた。魔力が使えない。


「気づいたか、その縄には封魔石が使われている。機械自治区では有名なやつだぞ。魔法使いを相手にしているんだ。そのくらいは用意するさ」


封魔石か。聞いたことはある。機械自治区が魔法使いに対抗するために研究して作り出した代物だという。魔石の魔力の貯められる性質を利用して発動しようとする魔法を魔石が吸収するという仕組みだ。これをやられてしまえばどうしようもない。どうやらここまでのようだ。


「とりあえず持ち金を全部いただこう。魔法使いってのは結構いい金額もってるからな。本当にこの仕事はやめらんねぇよ。前の仕事なんかより全然稼ぎがいいんだからな。あの嬢ちゃんもきっといい金額で売れるんだろうな」


男はそういってドアから出ていった。絶望だ。どうやら俺の旅はここで終了らしい。

「面白い!」「続きが読みたい!」などと思ったかたはぜひ、ブックマークと評価を、できれば星5つをよろしくお願いします。


していただいたら作者のモチベーションになって更新頻度や作品の質が上がるかもしれません。


ぜひ、よろしくお願いいたします。


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