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マッドの本性

 ルルから話を聞いてなんとなくの状況は分かってきた。今回の事件の黒幕はマッドだったというわけだ。マッドは魔法使いの試練に落ちた魔法使いたちを集めて魔物と融合させる実験を行っていたというわけか。トレント人間などの謎の魔物は荒れ果てた荒野の魔物ではなく実験体だったということか。


「本当に実験の邪魔をされちゃうのは困りますよ」


水と魔物と一緒にマッドが研究所から出てくる。


「降参しろ。お前じゃ俺たちに勝てない」


マッドに降参を促すが、マッドは応じる様子はなかった。


「私をなめてもらっちゃ困りますよ。私には私なりの私にできることがあります。こんだけ街に魔物がいるなら私の魔法はきっと脅威になるでしょう」


そういいながらマッドは地面に手を置いた。グランダートの街全体にいきわたるような巨大な魔法陣が展開された。


「グランダート全体はこのくらいでしょうかね。あんまり魔力がないから限界ですよ」


にやにやと不敵な笑みを浮かべながらしゃべっていたマッドがとても気持ち悪い。


「テイム」


マッドが魔法を詠唱したと同時に展開された魔法陣が光りだす。俺とルルは防御魔法を念のため展開していた。あたりを見渡すがとくに何か変化を感じるようには思えない。いや、よくよく周りの気配を感じてみると至るところから殺気を感じる。


「いけ!!」


マッドの号令で近くにいた魔物たちが一斉に襲い掛かってくる。


「フレイムエクスプロード」


自分の近くで爆発を起こして襲い掛かってきた魔物たちを一気に吹き飛ばす。


「私の魔法はテイム。魔物を飼い慣らす、なんでもいうことを聞かせることができる魔法だ」「


魔物に襲われ続けるなかで説明をされても正直なにを言っているかよくわからない。


「でも、こんなただの魔物たちを操れるだけじゃ俺たちは倒せないぜ」


大量に襲ってくる魔物を適切に俺とルルは処理をしていく。


「では、この魔物ならどうでしょうか!!」


そのセリフとともに現れた魔物はヘビーモスだった。


「アクアキャノン」


巨大な水の弾がヘビーモスの腹に命中し、そのままヘビーモスはグランダートの外へと吹き飛ばされていく。魔法使いの試練のときに外していた攻撃だが当たればここまでの威力を発揮するのか。


「さすがのお二人ですね。ではこれならばどうでしょうか」


マッドのところにはブルースが捕まっていた。手足をツタに拘束されている。トレントに捕まったのだろうか。


「ブルース!!」


「ごめんな。なんか気づいたらつかまっちまった」


「ふふふ、こいつみたいな上物にはいい魔物をあげないとね」


ブルースの近くには魔物研究所で見たバジリスクがいた。


「いきましょう。フュージョン」

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