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出会い

第2話です!よろしくおねがします。

 オスバルト様の思わぬ発言により俺の心はぐちゃぐちゃにされていた。なんであんなことを言ったのだろうと頭のなかで何度も考えてしまう。でもこの事態をどうにかすると決心したのだからという気持ちと俺とオスバルト様との今までの出来事、思い出とでも言おうか、いまはとりあえず、オスバルト様と出会ったあの日のことを思い出していた。


 7歳のころから優秀な魔法使いとして俺は冒険者ギルドに加入するために王都の外に出ていろんなことをしていた。いわゆる小さな冒険ってやつだ。今日の気分は森にでかけて魔物退治だ。偶然出会った魔物をその場で瞬時に判断して対処する実践的な訓練だ。

 森の中に入ると早速スライムに出会った。もはや定番の雑魚敵。いままで何匹こいつを倒してきたことだろうか。序盤の練習用の魔物みたいになりつつある。


「アクア」


杖から水属性の魔法攻撃が放たれる。スライムは水に流されていなくなってしまった。今日も調子がいい。森の中だからか空気もおいしく気分がいい。森の中の散歩を続けていく。森の中の道は少し歩きにくい。木の根が道に入り組んでいたり、小石もゴロゴロあって気を付けながら歩かないと転びそうだ。


「エア」


 風属性魔法を使って木に目印をつけていく。最後帰るときにどこを通ったのか迷わないようにするためだ。俺はこの7歳という年齢で4属性すべての魔法を扱うことができる。この年齢でそれができる子供はなかなかいないことも知っていたから自分が優秀であることを自覚していた気がする。

 しばらく歩き進めてるとゴブリンを見かけた。まだこちらに気づいていない。奇襲だ。すこし練習したい魔法があるからそれを試してみよう。この魔法は土属性初級魔法なのだが命中させるのが難しい。対面から打ってもすぐによけられてしまう。当たればかなりのダメージを与えられるので当てる練習は大事だ。


「ストーン」


杖から石が放たれる。石はゴブリンの頭をめがけて飛んでいく。ゴブリンはこちらに気づくことなく、そのまま石をくらう。ゴブリンは気絶した。当てることができた。一発で気絶までしかもちこめなかったところをみるとまだまだこの魔法は練習をする必要がありそうだ。気絶したゴブリンに近づいて最後の処理をしておく


「フレイム」


ゴブリンは燃えて灰となった。炎属性の魔法は威力が高く、簡単で扱いやすいから好きだ。

 さてそろそろ満足してきた。7歳の子どもがこんな森のおくまでいくもんじゃない。大人たちが心配してしまう。風魔法でつけてきた木の傷を頼りにして森の出口を目指していく。しかしここで問題が発生した。木の根元に足がひっかってしまい思いっきり木にぶつかってしまった。運が悪く、その木にはホーネットの巣があった。巣からホーネットの大群が襲い掛かってくる。俺は急いで走る。


「フレイム」


炎属性の魔法を放つが走りながらでは当たらなかった。

ただでさえ歩きにくい森の道は走るには最悪の道だった。

すぐに転んでしまう。

ホーネットに囲まれる。

だめだ、これ以上どうしようもできない。

あきらめていたそのときだった。別の誰かが魔法を使った。


「エアストーム」


強力な風が吹き荒れてホーネットたちは吹き飛ばされていく。


「フレイムストリーム」


飛ばされたホーネットたちがどんどん燃やされていく。


「子供がこんなところでうろついてるんじゃない。早く帰れ」


そのときはわからなかったけれどここで助けれてくれた人がオスバルト様だった。そして俺はこのときこの人が杖を使わずに魔法を放っていたことに気づいた。自分のことを優秀だと思っていた俺にとって衝撃的でありうれしいことであった。俺はこの人についていけばもっと強くなれる。そんな気がした。俺はこの人に弟子入りしたいと思ったんだ。

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