表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
103/140

レジスタンス

 俺たちの総攻撃は無に終わった。こんなに強いものを隠していたなんてボスはなかなかのやり手だ。この機械兵を攻略するためにはもっと俺に力が必要だ。今の俺じゃ、そして俺たちじゃこいつに勝てる気がしない。勝てない相手に無理に挑む必要はないのだが、今回はこいつを倒さないとこの戦争の勝利につながらない。ここは一回撤退してこいつの対策を考えるべきだ。俺の頭はすでに撤退のためにどうするかを考えている。


「俺が防御魔法を展開する。お前たちはメイの転移魔法で一回退け。こいつには今の俺たちじゃ勝てない。相手の戦力を誤認した俺たちの負けだ」


赤い機械兵の左手から弾丸の雨が降り注ぐ。俺たち含め前線にいた一般兵士たちも傷を負う。


「サラ。全体に回復魔法だ。それと防御力上昇のバフもかけろ」


「まったく。無理を言うんですね」


一言多いが、サラはやってくれる。ほんとにこの世界で最高クラスの僧侶系魔法使いなのではないだろうか。俺は防御魔法を展開して弾丸を防ぐ。


「物理攻撃を防ぐのにはちょっとこの防御魔法は弱い。メイ、早く転移しろ」


メイもかなりの速度で転移魔法を展開していくれた。これだけの人数がいるところでこれだけの速度で転移魔法を展開するのもなかなかの腕前だ。もちろん、俺の方が上だが。メイの転移魔法のおかげで俺以外全員の撤退が終わった。あとは俺が撤退するだけだ。防御魔法を解いて転移魔法を使おうとする。しかし、俺が転移魔法を使うよりも前に俺は赤い機械兵の左手に捕まる。左手は常に魔力を吸収している。俺の魔力を常に吸収して俺に魔法を使わせないようにしている。これでは俺は転移魔法で撤退することができない。


「とりあえず、このままお前を握りつぶせばいいな」


全身に痛みが走る。何かに握る潰されるというのはこういう感覚なのか。


「撃て!!」


どこからか銃弾が打たれる。赤い機械兵の足元に量産型機械兵が10体いた。いやちょっと違うか。すこし改造された機械兵だ。改造型機械兵はジャンプして俺の目のまえに現れる。赤い機械兵の指を無理矢理開いた。この機械兵通常の量産型機械兵よりも圧倒的につよい。一体、こいつらは何なんだ。


「デュークさん!!転移魔法で!!僕たちも転移してください!!」


言われた通り俺は転移魔法で改造された機械兵を転移させる。転移先はメイの魔力を追った。転移先にはみんながいた。しかし、改造型機械兵を見て戦闘態勢に入っていた。


「安心しろ。こいつらは俺を助けてくれたんだ」


「この子たちはね、私たちの仲間だよぉ」


ミルも説得に入ってくれた。


「俺たちは今の機械自治区を変えるために活動しているレジスタンスなんだぜ」


「面白い!」「続きが読みたい!」などと思ったかたはぜひ、ブックマークと評価を、できれば星5つをよろしくお願いします。




していただいたら作者のモチベーションになって更新頻度や作品の質が上がるかもしれません。




ぜひ、よろしくお願いいたします。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ