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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

sinnzounokodomo

私はエビを食べたとき死にました

私は勿論エビアレルギーではありません

体は決して丈夫ではありませんが

エビを食べて死ぬほど死んではいません

しかし不可解です 私は

最近 移植手術しましたが

手術が失敗したのでしょうか

私は不思議で仕方がありません

心臓がムカムカして仕方がありませんですし

まるで体内で鬱血したように

体の奥にガラスの破片が残りそれが肉を傷つけ続けるように

それは脈打つのです


私は運び込まれてきた患者の名前を聞いたとき嫌な気持ちになった

私が先日オペをした患者であり

外見的には胸の辺りつまり取り替えた心臓に異常があるのかと思ったが

顔には酷いじんましんが走り

それがアレルギー反応の可能性を思い起こした

しかし、切り開いた服の下には

肋骨の中に鬱血した血の跡が見られた


私のママは見たことがない

産まれたときからぬいぐるみと

たまに来る家政婦相手に育って来た

家政婦は私がじゃれついても

嫌な顔をしてあくまでも

する事をしてるような風であった

つまり仕事の邪魔をするなと

私はママと名付けた大きなクマのヌイグルミを抱きしめた。

私はあるとき白い部屋からガスマスクを付けた

人達につれて出された

ようやく外に出れる

その事が恐怖を勝っていた

私が見たものは

白い手術台と写真だけで見たママだった。


白い中 私はもがいていた

鬱血した血が口の中に入り込りエラから飛び出す

もがけばもがくほど生ぬるい血液が未熟な胚に入り込もうとして

必死に留める

その時私は何か異変を感じた

体が泡立つような鳥肌のようにぶつぶつが


私は手術着を着て患者の前でメスを握っていた

その時信じられない物を見た

停まったと思っていた心臓が脈打ち

それは皮膚を破り表に飛び出した

血が噴き出し

辺りは眼鏡を拭わなければならぬほど赤くなった

ママ

私はそんな声を聞いた気がした。



富江じゃない大友克の兄弟に近い

ピノコじゃない

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