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第七話 聖女まだまだぐだぐだする


「うぁ、大きい!こんなに大きいの初めて見た!!」


 サリーが僕のロンギヌスもとい、聖杯の中に発生した魔石を見て言う。いかん、下品だ。毒されてる。


「聖杯に入れてたらもっと育つわよ。この前のは、マリーちゃんの胸位育ったわよ」


 母さんが胸をはる。ぶるぶる揺れる。僕の胸位っていうことはメロンくらい…


「待てい。それ売った金どうしたんだ。少しはくれ」


「しょうが無いわね。じゃあ大金貨五枚アナちゃんから貰って」


 そう言うと母さんは立ち上がり僕の所にきて、突き出した右手の手首に何かを巻き付けた。ミサンガ?それはフッと消え去った。


「これはレスキューのミサンガ。一回だけあなたを守ってくれるわ。マリーちゃん危険な事ばっかりするから。邪魔だと思うから見えないように隠しとくわね。対価は、これが切れた時は一日お母さんの言うことを何でも聞いて貰うわ。約束よ」


 母さんは一方的にそう言うと、どこからかずだぶくろを出してみるみる大金貨を収納した。


「まいどありですわ。皆さんふつつかな娘ですがよろしくお願いします」


 母さんはみんなに深々と頭を下げると、徐々に透明になる。


「まて、まだ聞きたいことが!」


 母さんは僕の言葉にかぶせてくる。


「アナちゃんは大丈夫よ。100%リンクしない限り暴走はしないから。牛男ちゃんももう固定化したから大丈夫。じゃあねー。ばいばいきーん」


 母さんは消え去った。やっぱり、あれでも母さんだな。いくつか心にひっかかってた事が消えた。どこまで僕の事を見てたのだろう。


『安心して、あなたに危険が及んだときだけみてるわ。お風呂でいちゃいちゃしてるときもたまに見てるわ』


 僕の心に直接声が聞こえる。


 母さんの特技、強く感じたことを読み取るリードマインド、心に直接語りかけるテレパシー。正直僕よりチートだ。絶対に敵にまわしたくない…


 僕たちはしばし呆然としてた。


「もう、なにがなんだかわかんないな!」


 僕は呟く。


「時の流れに埋もれしー、偉大な神器があたしのものにー…」


 サリーはどっかに行ってる。


「ああ、綺麗なお母様。はぐしたかったわ。実体があれば…」


 モモさんもトリップしてる。珍しく。あれって、ほぼ実体あったんじゃないか?


「……」


 牛男は、多分寝てる。サリーと違って寝相のいいやつだ。いかん、サリーの太ももを思い出した…


「戦神降臨90%!」


 光が溢れるアナの方をみて、慌てて目を逸らす。おっぱい大きくなってこぼれそうだった。いいかげん服を着て欲しいものだ。僕には刺激が強すぎる。正視できん…


 むにゅ!


 背中になにかがあたる。柔らかくてあたたかい。


「牛男は寝てるから大丈夫だぞ。さっきのお返しだ。気持ちいいだろ。でかいからな!」


 アナが背中から抱きついている。しかも、僕の目の前でブラジャーをふるふるしてる。ということは?


「みんなずるいのだ、私だってお風呂でマリーと素肌で触れ合いたかったのだ!」


 僕のバニー服は、背中ががっぽり開いている。な、なま!


「うわー!鼻血鼻血!白目むいてるわ!アナ離れなさい!!」


 モモさんが巨人の手で、アナを引き剥がしてくれた。どうにか僕はトリップしなくてすんだ。


 けど、そのあと膝枕で介抱してくれたモモさんにとどめをさされた。膝枕は無理です……


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