第三十八話 決闘の結末
次は何人かに罵倒されて断られ、やっと買い物をしてる幼女を捕まえる。勝者サリー。大きさがポイントだったようだ。
また断られ続け、宿屋の奥さんにチップを渡して、何とか了承して貰う。勝者リナ。バランス、色、形、全てが最高だったそうだ。正直どうでも良くなってきた。
これで、五分五分、やっと次で終わる。手当たり次第女性に声をかけるが警戒されているのか捕まらない。そりゃそうだ。僕でも警戒してついて行かないと思う。
諦めて、土産物屋さんの売り子の少女に声をかける。さっきから、たまに店を出て外を見てて、チラチラ僕を見てた。
「えー、なにそれ、馬鹿みたい!面白そう!お姉さんのおっぱいは見れないの?」
髪の中から少し尖った耳が見える。ハーフエルフか。多分変態だな!
「さっきから、綺麗な女性にばっかり声をかけてたから、百合のナンパかと思ったら、もっとたち悪い事だったのね!ぷぷぷっ!」
やっぱ、たち悪そうだ!見た目はかなり可愛いのに!
「じゃ、また今度!」
「待ってよ!困ってるんでしょ!助けてあげてもいいわよ!」
彼女は僕に右手を差し出す。ちゃっかりしてるな!僕は銀貨一枚を出して渡す。
「ここに行けばいいのね!」
彼女はレストランの個室に入る。
「キャッ!」
「ヒイッ!」
サリーとリナの悲鳴が聞こえる。揉まれたな!
しばらくして、出てきた。
「二人とも、色、形、柔らかさ、感度、全て最高だったわ!この勝負引き分けね!何かあったら、私の雑貨屋に来てね!じゃ!」
少女はそう言うと去っていった。私の雑貨屋って事はオーナーだったのか。
「この勝負!引き分け!」
僕は中に入って宣言し、説明する。
「あなた!なかなかやるわね!」
サリーが右手をだす。
「サリーさんこそ!素晴らしい胸だったわ!」
リナがその手を握る。
コンコン!
扉がノックされる。出て見るとプレートメイルのエルフの女騎士がいた。
「私は、この町の警備兵だ。ここで、怪しげな商売をしてると聞いて改めに来た。詳しく話をきかせてくれ」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「そうか、わかった。くれぐれも人に迷惑をかけないようにな!」
説明を聞くと、兵士は立ち去ろうとする。
「おとがめなしですか?怪しいとか思わないのですか?」
あまりにも、あっさりしてるのでついつい聞いてみる。
「そうだな、女王の関係者みたいだから教えてもやるが、この町を含む森一帯には欲望を増幅する魔法がかかってるのだ。微量で感知出来ないほどではあるが。公然の秘密だがな。この町は出生率が低いから少しでも子宝に恵まれるようにとの、女王の配慮だ。かく言う私も気を抜くとついつい裸になりたくなる!」
そう言うと、兵士は立ち去った。
「ディスペル!ディスペル!ディスペル!」
僕は、僕、サリー、リナの頭に解呪の魔法をかける。頭がはっきりする。僕達は、なんて馬鹿な事をしてたのであろうか!
「ああ、あたし、なにしてたのかしら…明らかに痴女、痴女よね…」
サリーがズーンとしてる。
「あー、恥ずかしくてこの町歩けないわ!ちょくちょく買い物に来るのに、お母様、なんでおしえてくれなかったのかしら…」
リナもズーンだ。
「ここの町の住民はドライアードとエルフばっかりだ。ここでエルフ達は教育されてたんだな露出狂の…」
比較的、良識人のサリーとリナでこれなので、あとのメンバーはこの町に連れてこないようにしよう。危険すぎる。
しばらく、サリーとリナは意気消沈していた。
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