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第三十六話 ぼったくりの町精霊の里


「コーヒー1杯銀貨1枚、高過ぎやろ!ふつーの町で飯2回は食えるぞ!」


 僕の魂の叫びが声を荒げてしまった。いかん、ここは店の中だ…


 ちなみに今僕たちは歩き疲れてきたので、一息つくためにカフェのテラスでコーヒーを飲んでる所だ。


「そうね、なんかさー、全部のものが相場の五倍から十倍以上みたいね…」


 僕にサリーがげんなりして頷く。サリーにとってぼったくられるという事はかなり心を削る行為みたいだ。僕たちはそっこーコーヒーを空にすると、カフェを後にした。


 ここは町の人に聞いた所、精霊の里と呼ばれていて、迷宮都市地下一層の扉のダンジョンの次の町で、通常はここを拠点とする冒険者たちで賑わうらしい。今は有事のため、冒険者はほぼいない。

 高い料金でもこれより下に行くためにはここで買い物をせざるを得ないからこの料金が成立してるそうだ。何処の店の人も買わないならそれでいいよ的な足下見まくった態度でとても腹立たしい。

 ちなみに、ここで冒険するためには、地下一層で登録する必要があり、その時にクレジットカードを貰えて、それで買い物する事になるので現金取引はレアだそうだ。普通だったら現金の方が喜ばれそうなものなのに、ここではそれさえも価格をつり上げられる原因のうちの1つになっている。


 中央には泉のある広場があり、冒険者用の商業施設はだいたいそこに固まっている。

 どこの料金もスペシャル価格だ。全ての建物は木造で、その周りには木を利用したものや、太い木に扉がついた完全生きた木で出来た建物がある。なんというか、何処の建物も良い匂いがしてとても綺麗だ。ぼったくりはムカつくけど、綺麗と言うところだけは僕の心を癒してくれだ。


 一通り店を回ったあと、僕達は、カフェレストラン的な所に入り、個室はあるのか聞いた。サリーたちのしょうも無い対決のためだ。サリーとリナの作戦は、個室の中にサリーとリナがマントを羽織って待機し、僕がランダムに女性を連れてきて、二人が披露しジャッジして貰い、先に三勝した方が勝ちということになった。引くに引けなくなったにしても訳の解らない戦いだ。


 先にコーヒー三杯をたのみ、その料金と個室の使用料を払う。うおおおーっ、小金貨一枚も取られた。涙がでそうだ。僕はコーヒー分だけ払い、あとのお金はサリーとリナの2人で折半してた。サリーとリナはシェイドの部屋で準備してくる。そして、僕は言われるがままにジャッジする人をスカウトにでた。


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