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第十一話 迷宮の書庫


「扉のラビリンスのマップの作り方、ラビリンスの部屋の扉になにかを押し当てる事。マップには直に触れていることだって!」


 サリーが「迷宮都市地下一階について」という小冊子を見つけてきた。ということはマップは何でもいいから扉につけたらいいって事なのか?


 僕たちは黒ベルに連れてきて貰った書庫で本を漁っている。書庫には地下と上には5階まであってとてつもない数の本がある。けど、入り口に大きなマップがあってどこに何の本があるか解るようになっている。因みに本は持ち出し不可。持ち出したら勝手に元の所に戻るらしい。5階に司書室というのがあったので行ってみたけど、誰も居なかった。生活臭がしない部屋だったので、いつもはパペットゴーレムがいるのかもしれない。今は有事でどっか行ってるのだろう。あと、1人用のトイレもあって、完全水洗式だった。オーバーテクノロジー。まるで、前世の日本の図書館にいるみたいだ。僕は魔法関連の興味がある事の本を持って来て机で読んでいる。


「マリー様見てください!これすごいっすよ!」


 マグロがエロ本っぽいのを持ってくる。なんでこんなものもあるのだろうか?しかも無修正っぽい…


「マグロ!ギルティ!」


 ギルティ君のイケボが書庫に響く。図書館では静かにして欲しいものだ。


「アイアイアイアイアーッ!」


 また、ギルティビームをくらってる。相変わらずぶれないな。


 書庫には沢山の漫画もあって、大半のメンバーは夢中になっている。ん、これって僕が転生する前の世界のものだよな。なんでこんな所にあるのだろう?


施錠ロック!」


 サリーが杖を出して書庫の頑丈そうな扉に何か魔法をかけている。


「ん、サリーなにやってんだ?」


「扉に魔法の鍵をかけたわ。これで、魔法を解除しない限り、部屋には誰も入れないわ。とくに黒ベル」


「そりゃいいな。僕はなんか疲れた。今日はここで休もう。図書館では飲食は基本的に不可だからシェイドの部屋で飯食おう」 


 シェイドの部屋に入ってリビングのテーブルに収納から食べ物を出して並べる。全部あらかじめ調理して収納にしまってたものだ。今日は白ご飯と、牛すじの時雨煮、サラダと肉野菜炒めだ!炒めものの味付けは、塩コショウとニンニク醤油で、アクセントに温玉も用意する。量は十分にあるので、各人よそって食べる形だ。


「マリー!美味い飯だな!いつでも妃に迎えてやる!」


 王子、君の嫁だけは勘弁して欲しい。なんか色々と疲れそうだ。


「マリーちゃん!安定に最高!」


 なんか少しサリーは太って来たような気がするから、もっと運動させないとな。まあ僕的には、ちょいぽちゃはまだストライクだけど。


「久し振りのマリー様のご飯最高っす!」


 マグロはめっちゃ食べる成長期だもんな。


 僕たちはワイワイしながらご飯を食べた。


 手抜きだったけど、みんな満足してくれたみたいで何よりだ。。


 そして、定番のコーヒーブレイク。しっとりとした時間を過ごし、あとは自由時間。僕は本読みに行こ。そして飽きたら寝る。


 シェイドに頼んで、シェイドの部屋から書庫は行き来自由にしてもらう。


 昼の水泳大会の約束通り、今日は僕はマグロと寝る事になる。しばらく書庫で本をよんだあと、ギルティ君を枕元に置いて、僕とマグロはベッドに潜り込んだ。


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