表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

294/404

第八話 第二回戦開始


「悔しいが、今回は負けだ!あとは頼んだ!」


 ギル王子はアルスに右手を差しだす。さすがはレッドドラゴンパンツ。あの爆炎のなかびくともしてない。もっとも燃えつてたら地獄絵図だが。


「ああ、任せろ!お前の意思は俺が継ぐ!」


 元にもどった王子とアルスはかたく握手を交わす。仲良くなって何よりだ。けど当然アルスは全裸だ。汚いものを早くしまって欲しい。美しい友情という言葉が裸足で駆け出す状態だ…


 けど、王子の意思って添い寝の事だよな…怖気がする…勘弁してほしい。


 とりあえず、じじいとイカに回復魔法をかける。たかだか競泳なはずなのに、命がけの戦いのあとみたいだ。2人ともサンドリバー水着で人としての尊厳をとりとめている。


「うう、ボインちゃんとの添い寝…」


「マリー様と一緒に寝たかった…」


 じじいは元気そうだな。イカもぴんぴんしてる。


「贅沢いうな、1人で寝てろ!」


 僕は2人に慰めの言葉をかけてやる。


 川の水は戻り、二回戦開始だ!


 岩とかがじゅーじゅー湯気を上げているのが、なんか怖い…


 それに辺りは蒸気が霧のように立ちこめている。泳げるのか?


 アナ、魔神、ウニ、金カブのシャルが川に入る。なんとか泳げるみたいだな。アナはいつの間にかスク水に着替えている。なんのこだわりだろう?似合ってるけど。


「位置について用意、スタート!」


 ウニはでっかいウニになって転がっていく!


 これ、水泳なのか?けど以外に速い。


 シャルはバタ足でごいごい進む!


 バタ足にしては早い!


 魔神は浮いて少しづつ下流に流されていく。まあ、そんなもんだろう。当然の結果だ。


 アナは動かない!


 目を閉じてる。


 シャルとウニがデッドヒートを繰り広げ中盤にさしかかる。


 まだ、アナは動かない。


「戦神降臨アレス・フォーム50%」


 アナはカッと目を見開くと、金色に光り、マッハでバタ足で進み始める!


 バタ足かよ!


 みるみる追いつき追い越しゴールする!


「ハッハー!兎と亀作戦だ!亀はどう足搔いても兎に勝てないのだ!」


 アナは拳を振り上げてガッツポーズをとる。


「お前、なんか童話の解釈間違ってるよな?それにスタートを遅らせた意味も全くないよな!」


 ついつい、つっこんでしまう。


「そうだな、私が間違ってた!バニーガールの格好でするべきだった!兎らしさが足りなかったな!だが、これで野望に一歩近づいた!お前を独り占めしてぎゅーして寝れる!シェイド!入るぞ!」


 アナは僕の影に入って行った。なんなんだ?


 次は僕も参戦だ!


みやびからのお願いです。


「面白かった」「続きが気になる」などと思っていただけたら、


 広告の下の☆☆☆☆☆の評価や、


ブックマークの登録お願いします。


 執筆の励みになりますので、よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ