第二十二話 金カブの名前
今日は朝から短編を書いて投稿しようと思っていたのですけど、気がついたら軽く1万字を超えていて、こんな時間になっちゃいました。まだ、書き終えてないので、近日中に公開しますのでよろしくお願いします。
「まずはこの娘の名前を決めまーす!」
サリーがコーヒーを飲んだ後、口をひらく。
レストランの個室には、僕、サリー、モモさん、アナ、シェイド、先生、ロロ、ウニ、イカ、金カブの合わせて10人もいる。昨日稼いだので、今の食事は青天井だ、要は何をたのんでも良し!
なんかいつもの気もするが?
大皿で幾つかの料理がきたあとは、めいめいに食べたい物をたのんで満足したあと、恒例のコーヒータイムなう!
「金カブでいいわ!」
金カブが口を開く。
「可愛くないから却下!シャルロットでいかが?」
サリーだ。お菓子でそんなのあったな。
「ゴールド・ゴージャス号でいかがだろうか?」
アナだ、馬の名前みたいだ。
「カブ子でいいんじゃ?」
これは僕。
「マリーゴールド、マリゴはでどうかな?」
モモさんだ、花の名前は女の子っぽい、僕と『マリ』がかぶるなー。
「ジェーンはどうでしょか?」
ウニだ、なんか違うと思う。ジェーンってなんかもっとセクシーなお姉さんイメージだな。
「クイーン、リトル、ビートルで、クリトルでどうだろう!」
ロロが無邪気に提案する。場の空気が一瞬で凍る。
「ん、君たち、どうかしたのかな?クリトル、いい名前じゃないか?」
僕も無邪気にみんなに問いかける。
「ま、マリーちゃん、本気で言ってるの?」
サリーが少し顔を赤くして、僕を睨む。うーん誰を攻撃するか?アナや先生はさらりと爆弾18禁発言をしそうだな。モモさんはマジ切れしそうだ。カブの汁は拭いただけでお風呂まだ入ってないから不機嫌ぎみだ。という訳で!
「ん、サリー顔が赤いけど、どうしたんだ?この名前のどこが良くないのか、僕にも解るように説明してくれないかな?」
サリーが立ち上がる。瞬間姿が消える。マリーでの動体視力は弱すぎるので、彼女たちの本気の時は目で追えない。
「ハウッ!」
頭の後ろに柔らかいものがあたるが、首に手が絡み締め付けられる。
スリーパーホールド!
この技を見た者は一度は思うはず。女の子にされたいと。今、僕の夢が叶ったけど呼吸出来ない!
落ちる!
サリーをタップする!
ギリギリの所で、許してもらった。
「マリーちゃん、女の子には触れてはいけない事もあるのよ!わかった?」
「わかった…」
「なんとなく駄目なのは解ったけど、僕にも教えて欲しい…」
ロロが恐る恐る口を開く。
「しょうがないな、後でお風呂で教えてやるよ、僕が実物を」
サリーの目が光る!
「いや、先生が!」
危ない、次は命の危険もある!
最終的には多数決でシャルロット、シャルに決まった。まあ、当然だろう。