表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

192/404

第二十一話 風呂場の攻防


「マリー様!僕は我慢出来ません!あんなに綺麗な女性たちがそばで入浴してると思うと」


 ウニは座って、激しい貧乏ゆすりをかましている。


「男として、ここで覗かないと一生後悔しそうです」


「お前この前女風呂に入ったばかりだろ!それに僕も女だぞ」


「けど、マリー様は気になってる!気づいて無いかもしれないですけど、何度かお風呂の方見ましたよ。私も隠密の端くれそれ位は解ります」


 ウニは立ち上がって僕の手を握る。


「これから一切音をたてないでくださいね」


 なんと、僕とウニの姿が消える!


 こいつ僕の重力操作と同様に他人も巻き込めるのか!


 便利だ、こいつは僕の下僕確定。


「ちょっと待て、褒美先払いだ」


 大金貨1枚ウニの手に握らせる。


「え、よろしいのですか!こんなにいただいて!」


「お前も不自由なく養ってやるから、犯罪行為はするなよ」


「覗きも犯罪ですけどね!クスクス」


 なんかカンに障る笑い方しやがるな。


「あいつらはいいんだよ!よく考えろ。女の子と子供が知り合いの女子の裸を見て何が悪い。合法だよ。お前、他人は覗くなよ」


「了解いたしました」


 僕たちは姿を消して忍び足で風呂場に向かう。


 脱衣所の前の扉の前で立ち止まる。ウニが扉に触れると、その手が扉に沈み込む!ウニが扉をすり抜けて、僕も手を引かれてすり抜ける。こいつはやばい、犯罪し放題だな!野放しにするのは危険すぎる。


 脱衣所に入ると、3人の脱いだ服は洗濯するもの入れに、新しい服は棚にある。脱いだ服をみるのは背徳感があるが、アナとシェイドの服は乱雑に重なってるが、サリーの服は軽く畳んである。女子力たけーな!


 大きな鏡があるが、当然僕らは映ってない。


 浴室の中からは、シャワーの音と、キャッキャ声がする。


 ゴクン!


 無意識に喉を鳴らした音が大きく感じた。ウニがきゅっと手に力を入れた。静かにって意味だろう。


 この奥には女神が3人いる!


 思えば僕も強くなったものだ!


 メンタルが!


 ウニが浴室の扉に手を触れる。ゆっくりと沈み込んでいく。ウニがすり抜け、僕もすり抜ける。


『あちちちちっ!』


 僕とウニの悲鳴がハモる!


 黒いマリー、シェイドが胸を片手で隠して下は曲げた足で隠して、僕とウニに火傷しないギリギリのお湯をシャワーでかけている。


「シェイドは、ウニの気配まるわかり」


「賭けは私の勝ちだな!こっそり入ってきたからな」


 アナが全裸で仁王立ちして僕たちを指差す。後ろから抱きついてるサリーが手で大事な所は隠している。


「マリーちゃんには、あたし以外の裸は見せません!堂々と入ってくるに賭けてたのに。アナあとで小金貨1枚ね」


 サリーがアナの後ろから顔を出して言う。


「お前ら、僕が入ってこないって選択肢はなかったのか?あちっ!あちちっ!」


「マリーちゃん、自分がお風呂に入ってるときに、入ると気絶するのに、人がお風呂はいってたら覗きたがるのよねー」


「そうだな!マリーは女の裸が大好物だからな」


 アナは小さな胸をはり、耳をピコピコする。


「それはお前だろ!サリーしか見たことないわ」


「よし!サリー。開放だ。見せてやれ!」


 アナが両手を広げる。


「だめー!ウニ君もいるし」


「マリー様!マリー様のおっぱいやばいですね。あちちっ」


 ウニに促されて、シェイドを見る。客観的にみるとえげつない。整った小顔に、痩せ気味にもかかわらず、先を隠すのがやっとな大きな胸、めっちゃウエストが細く見える。儚いようで庇護よくがかきたてられる。とても抱きしめたくなる。僕の手がシェイドに伸びる。


「ハイ!サービスタイム終了ーっ。シェイド逮捕!」


「りょーかい!」


 僕とウニはシェイドの影に吸い込まれて行った。


 なんだかんだでいいもの見れました。


 3人が上がった後、僕は一人でお風呂にはいったが、当然乱入してきた、サリーとアナに散々おもちゃにされました…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ