第十九話 学園の迷宮
「そういえば、アナたち最近ギルドに行ってなかったらしいな」
あのあと、女子寮のモモさんの部屋に移動してゆっくりする事にした。コーヒーを飲みながら、アナに話しかける。ほっこりほっこりだ。
「私とモモは魔法理論苦手だからな。テストがあるから勉強に追われてたのだよ。次カンニングしたら落第の可能性もあるからな」
うん、アナ頭悪そうだからな。めっちゃ!
カンニングはよろしくないな。
「マリー!テストが終わったら、今度学園の地下迷宮にもぐらないか?四人で!」
アナが目をキラキラさせながら言う。
「ほう。地下に迷宮があるのか。知らないかったな。難易度は高いのか?」
ダンジョン探索キター!
行ってみたい!
「上層はトレーニング用だけど、最下層にはまだ未踏破な所もあるらしい!私達は、ヒーラーがいないから、余りダンジョンには行ってないんだ」
そうだな、アナ達3人は戦闘能力は高いけど、回復能力と兵站能力低そうだもんな。長期の行軍には適してないだろう。
「僕の都合だけど、迷宮都市に行きたい。そのためのトレーニングになりそうだな」
僕は、孤児院とかの事を話す。牛男、ベル、母さんたち今はどうしてるだろうか…
「なんか、ややこしい事になってるな。お前がどう思ってるかは知らんが、私はお前を仲間だと思ってる。力が要るときはいつでも頼れ」
アナがまともな事言ってる。少し嬉しい。
「そのかわり、たまには一緒に風呂入れ。あと、乳も揉ませろ」
うんうん、アナはこれがいい。男だってことばらしたろうか。キラと混浴させたろうか。
「死王、傀儡魔神、相手にとって不足無さそうね」
モモさん、やっぱ綺麗でイケメンだ。頼りになる。
「あと、マリーちゃんには、いくつか新しい魔法を覚えて貰わないとね、せっかくの化け物じみた魔力がもったいないわー」
サリーの意見に僕も賛成だ。マリーの戦闘能力とかを底上げしたい。
「おい、マリー!もしかして、お前の胸は魔力タンクなのか?」
アナが僕の胸を凝視する。
「僕は、ラクダか!そんなわけあるかい!」
そうなら、魔法を使ったら縮むのか?
とりあえず、ダンジョンでトレーニングしながら学園で勉強して、迷宮都市の情報を集めると言う事になった。
僕とサリーは、サリーの部屋に戻ることにした。何故かアナもついて来てる。
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