第二十話 起きてもサンドイッチ
「サンドイッチ!」
寝ぼけながら起きると、ベッドに裸で寝てた。
しかも男に戻ってる!
そうだ、今日はあまりベルに魔力をあげてなかった…
いつの間にか男に戻れる量たまってしまったんだ…
美少女サンドイッチ、男の時なら最高だな!
そう思っていた事もありました。嘘です、僕にはまだ、早すぎます…
いまが、まさにその状況です。前ろから多分モミが抱きついてる。胸になんか柔らかいものがあたっています。しかも、僕の足に足を絡ませてます。
後ろからは、多分ベルが抱きついてます。背中にあたってる柔らかいものがつつましい故に感触がよくわかります。
しかも、背中にしっとりとしたものが押し当てられてる。
多分ベルの唇だ!
間違いない二人とも裸だ!
シーツみたいなものがかかってるので、見えないけど、窓から、星灯りがさしこんでてモミの人型がはっきり見える。モミの髪からは、花のようないい匂いがする。
「ンンッ…」
モミがうめきながら、顔を上げさらに強く抱きしめてくる。モミの顔が見える。暗いけどはっきり見える。
とても綺麗だ!
どうしよう!
もういっそのこと、このままモミに襲いかかっても悪くはないのではないだろうか?
美少女二人に裸で抱きしめられて、理性を失うのは当然ではないだろうか?
けど、彼女らの好きなのはマリーでキラじゃない。それにサリーの顔が頭をよぎる。
さらに強くモミがしがみついてくる。胸や足に柔らかいものが押しつけられる。
「……ッ!」
とどめに、モミの柔らかい唇が僕の首筋に軽く触れる!
当然、ロンギヌスはもはやグングニルだ!
やばい、この体勢だと、モミに触れたグングニルが彼女を起こすかもしれない!
早くマリーにならないと!
多分ここはベルハウス。外のテントに牛男がいるはず。そこに急いで行かないと。
モミの手を優しく外し、絡めてる足もゆっくり外す。モミのいろんなとこに触れる。柔らかくてすべすべで、グングニルにさらなるエネルギーが注ぎ込まれる。
急がないともう爆発しそうだ!
ベルの手も外し何とか美少女監獄から解放される。
後はベッドから出て…
「…グラビティ・ゼロ…アクセル…」
聞こえ無いような小声で。
少しずつそろそろとベッドから出る。モミとベルのいろんなとこが僕にあたって、ほんと、爆発寸前…
モミが動き、なんとグングニルがモミの顔を刺す!
「ん、マリー?」
やばい起きた!
ガシャーーン!!
超加速で跳ね出て、窓をつきやぶり、外に出る。テントを見つけ、牛男にタッチして戻る。そして、服を着てベルハウスに戻る。
「マリー、何で逃げたのかしら?」
ベルとモミはリビングのテーブルに座ってた。
「マリー!あれって、あれでしょ!大人のおもちゃ!」
良かったモミには、見られて無かった。よかったのか?
「恥ずかしいからって窓から逃げて捨ててこなくてもいいじゃない!」
モミが顔を赤くして言う!やばいかわいいわ!
「白状するのかしら!」
ベルがそっぽ向いて言う!こいつもかわいいわ!
モミが激しく勘違いしてるのを寝ぼけてたと言うことにして、もう寝る。僕、ベル、モミで川の字になって。
野宿は面倒くさいので今日はいいや!
変に疲れたし。
けど、一緒に寝るはやばい!しばらく動悸が収まらず眠れなかった…
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