自己増殖性書籍
気づけば、本の分厚さが増しているような気がする。
読んでいた本だったが、出張先の古書店で面白そうだったから買ってみた本だ。
数か月前だったが、以来読み続けている。
本の虫とも言われるが、最近はずっとこの本だけを読んでいた。
それもこれも、読んでも読んでも終わらないからだ。
そして分厚さが増しているような気がすることが気になっていた。
そこで調べてみると、だいたい1週間で数ページ、多かったら12、3ページほど増えているようだった。
このために親からノギスを借りて、正確に測ってみた結果だ。
どうやら結末を読ませないつもりらしい。
となれば、話は簡単だ。
増えるよりもスピードを速めて読めばいい。
それから半年、今や第1巻から第3巻まで分裂までして、結末を読ませないつもりのようだ。
こっちもこうなれば意地だ。
読み終わるまで読むつもりだ。
いつ終わるかは全くわからないが。




