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第縁話「因縁生起」

ようやく目的とする建物に到着した黒猫主従は辺りを見回したが、周辺には人の気配も感じられず、僅かに小さな齧歯類の鳴き声が聞こえてくるだけだった。


「中に入りますか?」


『そうしなければ始まるまい?あんまり行きたくはないが、虎穴に入らずんば何とやらだ』


そう言った主人の声に従い、アリスは慎重に入口の扉を押し開いた。


建物の中にも人の気配はせず、扉の先はそのまま地下へ通じる階段に続いていた。


視線を合わせた主従は互いに頷くと、静かに地下続く階段へと進んだ。


辺りは明かりもなく、一歩先の階段すら見えない暗闇だったため、アリスは魔法で指先に小さな明かりを灯して地下へ降りて行った。


通常よりも長く階段を下りる感覚があり、歩いた段数を考えると建物の3階分ほどを下りたところでその階段は終わりを告げ、そのまま続く部屋へと誘った。


入った部屋は薄暗くはあったが、弱い光が数か所に設置されており、その部屋の概観は見て取ることが出来た。


指先の灯りを消したアリスの肩口から地面へ飛び降りたタロは、


『ここは一体…?』


と目の前の風景を困惑しながら眺めた。


タロとアリスが立っている場所から更に少し下がったところにその部屋の真の姿が広がっていたが、そこは建物の地下には凡そ見られないものだった。


タロがそこで目にしたのは、暗い光ではっきりはしないものの、何かの植物を育てていると思しき畑だった。


その広さは左程広くは無かったが、少なくともこの建物だけではなく、隣の敷地の地下辺りまでは進出しているようだった。


『アリス、あの植物、根っこから引き抜いてこれるか?ちぎって樹液が飛び散るような状況は避けた方がいいように思う。何だか嫌な予感がする。』


主人のその言葉に頷いたアリスは、素早く畑に飛び降りると、一番手直にあったその植物を丁寧に根元から引き抜いた。


その植物は特に抵抗することもなくするりと地面から抜けたが、その瞬間、アリスは強烈な違和感を感じた。


地面に植わった植物は幅広の葉を垂らしているだけであったが、引き抜いた瞬間にその葉が自らくるくると巻き取られ、アリスの手元にはまるで根っこの生えた葉巻のようなものが残った。


困惑しながら主のもとへ戻ったアリスは、


「タロ様、引き抜いたらこのような形に変わりました」


と言って、先ほどの植物をタロに見せた。


『!!これは!』


タロは何かを思い出したらしく、アリスにその事を伝えようとしたが、その時、階段から激しく駆け下りてくる足音が聞こえてきたため、


『アリス、身を隠せ!』


と小声で指示を出し、部屋の隅の方へと素早く移動した。


幸い、部屋は薄暗い状況で、黒猫や黒い衣服の人物は見つかるリスクが小さいと考えられたし、アリスの鮮やかな銀髪を隠すために無限収納から暗い色のショールを手早く出して身にまとった。


間もなくランタンをもって部屋に現れた人物は、先ほどの出会った二人組と似たようなローブを身にまとっていたが、幾分か上等に見えるローブであった事から、少なくとも先ほどの2人組より立場が上のものと思われた。


ローブのフードも被っておらず、顔をさらした状態で現れたその人物は、ランタンに照らされた容貌から50過ぎの男性と思われたが、少しでっぷりとした体を揺すりながら畑の方へと降りて行った。


「まったく!なんでワシがこんな尻拭いをせねばならんのだ!!」


男は悪態を吐きながら、何かを確認しているようだった。


すると再び階段の方から、今度は複数の足音が聞こえてきたかと思うと、2人の人物が部屋へ駈け込んできた。


「ブルートルマリン様!」


ブルートルマリンと呼ばれた初めに部屋に入ってきた男は、呼びかけた人物の方へ顔を向けると、


「して、どうだった?」


と問いかけを行った。


「それが…13号はその場で死んだのを確認しましたが…32号の行方が不明です」


「バカモノ!!!貴様達は、これがどれ程計画に影響を及ぼすか理解しているのか!?我々の存在を世に知られるわけにはいかんのだぞ!」


「「申し訳ありません!!!」」


報告を聞いたブルートルマリンは烈火のごとく怒声を浴びせたが、その後は後の対処について指示を出し始めた。


「とりあえず、ここは今夜にでも引き払う。ここにあるものは全て回収だ。あともう少し育てたかったが、使えはする。あと、32号の行方と、その場にいたという小娘も必ず見つけ出せ!」


ブルートルマリンの指示を聞いた2人は足早にその場を立ち去ったが、ブルートルマリンはそのままそこに残った。


「まったく!もっと使える人材を育てん事には、いつまで経っても現場のお守で計画が進まん!」


そんな事を言いながら畑の様子をチェックしていたが、ふとその動きが止まり、足元の畑を見ていた。

そこは先ほどアリスが植物を引き抜いた場所であった。


暫しの沈黙の後、ブルートルマリンはランタンを掲げながら、部屋の中に呼びかけた。


「なるほど。まさかここに紛れ込んでいようとはな。いるのは分かっている。これを根元から抜きぬくようなものはここにはいない。こんな半端なところから抜き去ることもない。」


そう言ったブルートルマリンは再び声高に呼びかけた。


「出てこい!いるのは分かっている!」


そう広くもない室内、疑われれば早晩見つかると判断したアリスは、その頭部に巻いたショールを取り払いながら姿を見せた。


「何回も呼ばなくても聞こえていますよ。あんまりしつこいと、女の子にモテませんよ?」


そう言いながらアリスはブルートルマリンと少し離れた位置に対峙した。


現れたのがまだ十代後半と思しき美少女であった事に僅かに眉を動かしたブルートルマリンであったが、この人物が話にあった32号と居た小娘であろうと見切りをつけ話始めた。


「32号にこの場所を聞いたのか?何をしに来たのか知らんが、命知らずのバカ娘だな。32号はどうした?」


自分に向けられた言葉であったが、アリスは特に意に介した風もなく、問いに答えた。


「あの人、32号さんって言うんですか?個性的な名前ですね。どこに行ったか知りませんが、故郷にでも帰ったんじゃないですか?」


「そうか。まともに答えるとも思っていなかったし、まぁ、良しとしよう」


そしてブルートルマリンもそのやり取りに特に関心も湧かなかったらしく、特に気にも留めなかった。


「あなた方はここで何をやっているんです?」


「はっ!それを聞いてどうする?どうせ、お前はこの場で死ぬのだ。死人が何を知ったところで役にも立つまい」


アリスの問いかけを鼻で笑いながらブルートルマリンは薄ら笑いを浮かべた。


そして、目の前の娘をどういたぶろうか考えを巡らせ始めた。


しばらく様子を見ていたタロはこの隙にとアリスに指示を出す。


『アリス!ライトボールを出せ!大き目でだ!』


「えっ!それは…」


『いいから!急げ!』


いつにない緊迫した主人の言葉に従い、アリスは魔法の発動にかかる。


それまで薄ら笑いを浮かべていたブルートルマリンも、急速な魔力の高まりを感じると、驚愕の目で目の前の少女を見た。


「!!お前!魔法を!!」


「おや、報告、上がってなかったんですか?お仲間の前で一度使ったはずなのに」


そう不敵な笑みを浮かべて自分を見てくる目の前の娘に舌打ちをしながら、報告を怠ったものへの厳罰を心に決めたブルートルマリンは攻撃を警戒していたが、次第にこの魔法が攻撃魔法では無いことが分かってきた。


では、いったい何を…。


ブルートルマリンがそう思った瞬間、アリスの手の中に強い光を放つ光球が出現した。


それを見たブルートルマリンは一気に血の気が引くのを感じた。こんな強い光をこの場で出されては、と。



「やめろー!!!!!」



「ライトボール!」



魔法を阻止しようとブルートルマリンがアリスに駆け寄ろうとしたのと、アリスが魔法を放ったのはほぼ同時だった。


そして、アリスは魔法を放つと後方へと跳躍し、目の前の男から距離を取った。


アリスの放ったライトボールはタロの言葉通り大きな光球を作り、その直径は3mにもなって部屋全体を明るく照らした。


すると、それまで部屋の内部の畑でその葉を揺らしていた植物は、一斉に枯れ始めた。


部屋が明るくなって一瞬、黄色い葉の草原のように見えていたが、光を浴びた瞬間から茶色に変色し、どんどん干からびて全ての葉が枯れ果てるまでに1分もかからなかった。


その光景を目の当たりにしたブルートルマリンは、ゆっくりとアリスの方へ顔を向けると


「…貴様、楽に死ねると思うなよ」


と憤怒の表情でつぶやいた。


一方のアリスは、特に悪びれた風もなく、ブルートルマリンの言葉にも


「きゃー、こわいー。なにもしらないかれんなおとめに、なにをするきなんですかー」


と気の抜けるような言葉を返した。


怒りの治まらないブルートルマリンは、その視線で射殺さんばかりにアリスを睨み、言葉を返した。


「…貴様。バカにしているのか?」


「…バカされる程の実力もないでしょう?」


しかし、そこで表情をガラリと変えたアリスは、今度は小バカにしたように目の前の男を見据えた。


「おのれ!!小娘が!!死んで後悔するがいい!!」


ブルートルマリンは、そう叫ぶと魔力を纏い始めた。


「魔法が使えるが自分だけだと思うなよ!悶え苦しめ!アシッドジャベリン!」


そう叫んだブルートルマリンはアリスに向けて魔法を放った。


アシッドジャベリンは強力な中級魔法で、強い酸を槍状にして相手にぶつける魔法である。


元々液体の酸なので、仮に払っても全てを払うことは出来ず、残った部分を体に浴びてしまうのが厄介であった。


回避することが最善だが、狭い室内でアリスに放たれた酸の槍は合計20本にも及び、いかなアリスでもこの場所での回避は困難であった。


ブルートルマリンは目の前の娘が酸を浴びてもだえ苦しむ様を思い浮かべその瞬間を待ったが、目の前で思いもかけない光景が展開した。


アリスはアシッドジャベリンが自分に届く前に、自分の顔の前に手をかざし左右に手を振った。


すると、アリスに直撃するかと思われた彼の魔法は、アリスの前で何者かに阻まれたようにひしゃげ、そのまま下に流れ落ちた。


アリスの位置から離れた軌道を描いていた魔法はそのまま進み、地面へと激突して消えた。


「ば、バカな!?今のは何だ?!なぜ無傷でいられる?!」


自分が見たことも無い魔法なのか?ブルートルマリンは目の前の少女が見た目通りの小娘ではない事に遅まきながら気づき自分の運のなさを呪った。


そして、いかにしてこの場を切り抜けるかに思考をシフトした。だが、それは遅きに失した。


「今度は私の番ですね。サンダーボルト」


ブルートルマリンはアリスの魔法から逃れようと体を動かしたが、最速の魔法から逃れることは出来ず、その場でうずくまった。


「おのれ!おのれ!!」


話を聞きだす必要もあるので、逃がさないためにある程度弱めに魔法の威力を抑えたためか、ブルートルマリンは蹲って身動きできない体ではあったがアリスを睨み付け悪態を吐いた。


「これであなたは逃げる事も出来ません。おとなしく、知ってる事を話してください」


対するアリスは、目の前の男に睨みつけられても特に動揺することも無く、淡々と話を続けた。


「貴様が何者で、どうしたいのかなど知らんが、我が組織を敵に回したことをいずれ後悔するぞ。我が

組織は強大だ。いずれ、今日の報いを受けると覚悟せよ!」


「大層な事を仰いますが、身動きの取れない今の状況で凄まれても、あまり心に響きませんね」


逃走するにしろ抵抗するにしろ、もう少し回復しなければ体も動かない事は明白だったので、しばらく時間を置いてから尋問を始めるかと一瞬アリスが考えていると、突如ブルートルマリンは叫びだした。


「貴様には何の情報もくれてやらん!我が組織に追われる恐怖を噛みしめながら生きていくがいい!それと、32号をどうしたか知らんが、やつを逃がす事は叶わん。道連れだ。我が敬愛するマスターの覇業がならん事を!」


『アリス!下がれ!』


男の声を聴いたタロは素早く従者に指示を出す。


アリスはその言葉で弾かれたように後方へと大きくステップした。


次の瞬間、



カリッ



と、ブルートルマリンの口元から音がすると


「うぅー!!」


という声と共にブルートルマリンは倒れこみ、その体がズブズブと溶け始めた。同時にその溶けて辺りに広がった液体はシューシューと音を立てて蒸発を始めた。


既に、ブルートルマリンだったものは人の形をしておらず、残されたのは彼が身にまとっていたローブと衣服のみであった。


『やられた!おそらく口の中、歯の中にでもこの毒薬か薬品か分からんがそれを仕込んでいたんだろうな』


「申し訳ありません。私がもっと注意しておくべきでした。」


そうアリスは主人に謝罪を述べたが、


『気にするな。あの様子ではどうせ大した事はしゃべりはしなかっただろう』


と、タロは従者を労った。


「でも、タロ様。先ほどのライトボールの件ですが、ご存じだったのですか?」


アリスはタロがライトボールを放つよう指示したことと、その後の植物が枯れた状況を見て自分の主に問いかけた。


『あぁ、あの引き抜いたものを見てようやく思い出したんだ。さっき引き抜いたのを見てみろ』


タロにそう言われたアリスは、先ほどの引き抜いて部屋の隅に放り出していた彼の植物を手に取った。


「あれ?これ、枯れてませんよ?他のは全部枯れたのに…」


『そう、これは一度地面から抜くと強い光を当てても性質が変化しないんだ』


アリスが手に持つ葉巻のようなものを見ながらタロは説明を始めた。


この植物は、その名称すらまだ決まっていないシロモノだったと主人は言った。


実験体102号という仮称で呼ばれるその植物は神の嗜好品として開発されたという話だった。


形から推測されるように、根っこの部分を切り取って、いわゆる葉巻のようにその香り等を楽しむモノだと黒猫は説明した。


また、若干の薬物効果でもあるのか、コレを使った後は暫く高揚感を感じらことができる事から割と人気のあるモノだったと言う。


しかし、これが地上にもたらされる事はあり得ない事だとも黒猫の主人は語った。


「それは何故ですか?」


当然の疑問を口にする従者に黒猫は端的に理由を語った。


『それは、この葉のエキスには人族の体を溶かす効果があったからだ』


衝撃的な内容にさしものアリスも動揺した。


「えっ!?そんな危険なモノなんですか?」


『そうだな。だが、少量樹液がかかった程度では差して言うほどの効果は出ない。ある程度の量を摂取するか、濃縮されたエキスを摂取しない限りは死ぬ事はない、はずなんだがな…』


そう黒猫は話したが、そもそもここにあるはずのないモノがあるのである。


かつてタロが見知っているモノと何かが変わっている可能性もある。


『だが、こんな暗いところで生産されているので凡そ予測できたが、強い光に充てると枯れるという性質が変わっていなく良かった』


こんなものが世に出回っては大変なことになるからな、と黒猫は呟いたが、あの男…ブルートルマリンが話していた事は気にかかった。


大きな組織だと言っていた。もし、他の場所でもこんなものが生産されていたら、と考えるとこのまま放置も出来ないと考えた。


『とりあえず、あの男のところへ戻ろう。もっと詳しい話を聞きださねばなるまい』


「承知しました。でも、これ以上、何か情報を引き出せるでしょうか?」


『ダメもとでも聞いてみるしかあるまいよ』


そう言って主従は先ほどの若い男を押し込めた物置に戻ったのだが、結果としてタロの願いは叶わなかった。


何故なら、そこには先ほどの男が身にまとっていたローブと衣類、そして男を縛っていた縄が落ちているだけだったからだ。


『…あの男、ブルートルマリンが言っていたな…』


「はい。確か、道連れ、と」


仕組みは分からないが、おそらくブルートルマリンは自身の死に際して何者かも道連れにする事が可能だったのであろう事が想像された。


この男との約束は果たされなかったが、早晩結果は同じだったとタロは自分を納得させた。


『分かったのは、やつらの組織が【闇ギルド】という表にはほとんど知られていない組織という事だけだな…』


図らずもとんでもない事件に巻き込まれ暗澹たる気持ちになったが、手掛かりが少なすぎるし、どのみち今は何をどうしようもないとあきらめた黒猫は、


『ひとまずはここまで、という事だな』


と言って従者を振り返った。


アリスは黒猫の主人に笑顔を向けると言葉をかける。


「タロ様の行く先では騒動に困りませんね」


『それ、褒めてないよね?』


「もちろんです!」


こんな時でも主人をディする事を忘れない従者にため息を吐くと、タロは本気で教育を誤ったのではないかと頭を抱えた。


一匹と一人は暫しその場でいつものやり取りを繰り返すと、しおしおと項垂れた黒猫を満面の笑みの従者が抱えてその場を去った。


その夜、アリスは久しぶりの豪華な食事に舌鼓を打ち、項垂れたようにミルクを舐める黒猫と対照的な夜を過ごすのであった。



この後は特にトラブルに見舞われることも無く、黒猫主従は聖王都を後にした。


その間、一度、例の建物を見に行ったが、いつの間にか地下への階段は塞がれており、建物自体も近日中に解体する旨の張り紙があるだけであった。


妙な因縁を生んだ【闇ギルド】の影はどこにも見る事もなく、いずれどこかでまみえる事になる予感を感じながら、一匹と一人は旅を続けるのであった。


そしてその予感は数年の時を置いて現実のものとなり、黒猫主従は【闇ギルド】と相対する事となったのである。


その因縁の連鎖は度々訪れ、ついには再びこの地で人体消失事件に巡り会う事となるのである。


しかし、それは悲しい物語の始まりでもあった。

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