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訓練開始

残りの星河戦争参加者は11人...

みんなを倒さなければならないのか。

正直不安はある。死ぬ可能性があるからではない。むしろ死んでもいいと思っている。

なぜかなにかを履き違えてるような感覚があるのだ。それでもやるしかない。光子を救うためには。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「それじゃあ訓練を始めるぞ」


とても広い立方体の部屋の真ん中にぽつんと2人はいた。


「まずは、魔力自体を高めるトレーニングだが、ずっと魔力を発していればどんどん限界値は増えていく」

「そんなに簡単なのか」

「健二は基礎体力には自信があるか?」

「全くないけど」

「戦闘では魔力を出し続けながらずっと動き続けなければならない、ということで訓練はこれだ」


江藤がにやりと笑う。嫌な予感が...


ジャージに着替えると魔力を発しながらランニングをさせられた。

これが思ってた以上にしんどい。

いきなり頭がふらっとし倒れこむ。


「魔力限界値は180位か?」

「高い方?」


息を乱しながら聞いてみる。


「全くだな、基本は最初でも1000はある」

「ダメダメじゃんか」

「まぁ基礎魔力はトレーニングでなんとかなる、回復したら戦闘の訓練をするぞ」


◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「お前も一回相手と戦ったから多少わかると思うが星河戦争で大事なのは相手の能力をどう対策していくからだ」

「確かに前の相手は能力だけで負けそうだったしね」

「そう。むしろ勝ちたいなら相手に読まれないようにする」

「でも技術だけで負けそうになったら?」

「おれの理想としては技術で勝てなければ魔力で勝つ魔力で勝てなければ技術で勝つが1番いい。

それにお前は割と頭がきれる。頭脳で勝ってくれ」

「そんな...大した頭ではないよ」

「いや、そんなことない。正直言って初めての戦い、しかも相手の奇襲という最悪にも近い状況で勝てたのは相当すごいことだぞ」

「そうなのか?」

「その頭に魔力と技術を加えたら星河戦争を勝ち取れる」


江藤に言われるとなぜか自信がつく。


「訓練はおれとこの木刀で戦ってもらう」

「それだけ?」

「まぁ、実戦になるべく近いやりかたがいいからな」


木刀を足元に投げてきた。

拾い上げ構える。


「来い」


頭を狙いにいく。弾かれ胴に一発いれられる。


「そんな真っ向から来ても無理に決まっているだろう、本来なら魔力も乗って死んでいたかもしれないぞ」


もう一回頭を狙いにいく。


「うぉりゃーー」

「馬鹿の一つ覚えか」


弾き胴に一発いれられるが今回は違う。

胴に魔力を集めていたのだ。

魔力を剣に移動させると面を狙いにいく。


「うぉーーーー」


ギリギリでかわされる。


「なかなかいい作戦じゃないか」

「くそっ、当てられなかった」


こいつは1度剣を交えただけでどんどん強くなる。

ふっ面白いな。

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