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大いなる誤算!

問い) 「え、長政なのでしょうか?」


答え) 「タイトル通りです。」


長政なら楽勝!!

そう思っておったのじゃ……。


儂は少しでも自分が有利になるよう情報を集めておったわ。


でも、ついに大問題が発生したのじゃ。


ビミョ~に年代が合わない?

そうじゃ、何となく違和感を感じ始めたのじゃ。

負けてばかりの、情けない父親?と祖父?

あれ?亮政がいる?

そういやあ、ここ観音寺城じゃ無い。

年号もよく判らない。


はじめは、「バタフライエフェクトか?」と思ったのじゃが……。


まてよ、俺の幼名は猿夜叉であって、猿夜叉丸(長政の幼名)じゃないぞ。

ばあやに恐る恐る、父上の諱を聞いた。


「ばあや~、おじいさまと、おとうさま、のお名前は~」


「大殿の諱ですか?大殿の諱は、『亮政』公ですわ、若様。」

「すけまさ、おとうさんは?」(よしよし)

「殿の諱ですか?殿の諱は、『明政』様ですわ、若様。」

が~ん。

「あきまさ~ぁ?」(誰それ知らん!久政の別名か?原口?)


「お方様、いえ、お嬢様のお名前は、鶴千代様です。内緒ですが本当は、お姉様ですわ」

「よくわかんな~い」(鶴千代?阿久姫じゃなくて?)


「判らなくていいんですよ。今は、猿夜叉様のお母さまです。」


「あくひめは?」


「何ですか?あくひめとは」


「いえべつに~」



「俺の幼名は猿夜叉だ、という事は…たぶん儂、長政じゃない久政?だ~!!」


― まさかの『浅井久政?』である。なんて事だ。 ―


 あの、要らんことしいの、じいさま、久政かよ~!Orz

奴(儂)のせいで浅井は、滅亡したのだ……たぶん。

しばらくは、ショックで立ち直れませんでした。

飯も喉を通らなくなります。

家臣達も心配してくれましたが、なかなか立ち直れませんでした。


(口調もついでに元に戻します。偉そうに”じゃ”はツライ)



 まあ、みんなのお見舞いのおかげで気を取り直しました。

決して可愛い子ちゃんが慰めてくれたからではありません。


「そうだ、チートだ。『スーパー久政』になるのだ。

ついでに、元服の時に『長政』を名乗ってしまおう。ふふふ」

(後日、『スーパー久政』は、何となく主婦が夕方お買い物に来そうな名前なので、却下した。)


 そうと決まれば現状確認だ。さらなる聞き込み調査開始だ。

爺やによると……。

大永3年に、「京極さん所の上坂さんが気に入らない」と、亮政(今はお祖父様?)が、浅見さん達と反乱した。


大永4年に、今度は「浅見さんじゃダメじゃん」と、亮政が仲間の国人達と反旗を翻した。


大永5年に、六角氏が北近江に介入、これと戦う。ボロ負けした。

 この時は、土岐頼芸が権力奪取を企て再び挙兵し、美濃守護所の福光館を占拠した。

ここで、浅井としては、関ヶ原を伺うものの……。

騒動を嫌った、六角と朝倉が正当派を擁護するため出陣、北近江でカチ合う。


いきなり、朝倉の介入がありました。(やっぱり?)

宗滴が「まあまあ、お互い美濃のことで忙しいし、浅井など放って置いて、とりあえず仲直り(脅迫)すればいいじゃん!」と、浅井と六角を強引に調停。(これはもはや、調停では無い、恫喝だ。)

 しかし、和議の後、再び亮政は「舐めんな~!」と六角と争い、見事に破れ美濃へ脱出。

「逃げた……?」

美濃の政変が一応片付き、ほとぼりが冷めた頃、亮政は留守をねらい、ちゃっかり小谷に復帰した。

(おいおい、酷いな。)


大永6年、俺が生まれたらしい。(さすが浅井家、逃げているうちに子作り?ううっ恥ずかしい。)


享禄元年、またもや京極の内訌で戦う。


享禄4年、六角勢と箕浦河原で合戦、敗戦。

大きな損害を被ったけど、かろうじて滅亡を免れたらしい。


「今も浅井は、(江北の為に)六角と戦っている。」キリッ。


ドヤ顔の爺が、憎たらしい。

……ダメだこりゃ。


「浅井亮政は、京極家の被官から浅井家を一代で戦国大名まで押し上げた英傑であった。』

とする漠然とした定説を、爺は真っ向からたたき壊してくれました。


 そうです、うすうす知っていました。(「長政?はつらいよっ!!」読んでたもん。)

亮政は、ただの『無邪気な国人衆のリーダー』にすぎませんでした。

(リ~ダ~○島か?)

コイツらが、実に弱かった。

 近江守護の六角がやたら邪魔してきて、しかも超エリート、強すぎだった。

亮政は山城やまじろの小谷城に籠もるばかりで、ほとんど勝てなかったらしい。

でもその人柄ゆえみんなが付いてきた、いわゆる『劉邦』みたいな、難儀な人だったそうだ。


せめてゲームの設定の様に、国人衆を家臣化していれば良いが、現実として、亮政ですらそうではないようだ。


 定説では「久政が跡を継いだが 武将としての器量に乏しく、浅井家の勢力は急速に衰え六角に従属した。」

とか言われているが、言い掛かりだ。


― 確か当時まだ16歳くらいだったんだぞ。

しかも、姉婿が後を継ぐ気満々で、あっさり謀反しゃがった。

そうだ、姉婿!コイツがおそらく明政(今の父上)だ

明政の謀反のおかげで斉藤までが敵になった。

……久政悪くないと思う。 ―


気を取り直して、何としてでも、チートを使い生き残ろう。

我が、バイブルをパクればダイジョウブ、生きていけるさ。


基本方針

まだ戦闘は無理なので、いずれ内政に力を入れる。(ニートに徹する)

『京極氏』は、兄弟間で争っているので、まともに取り合わない。

巻き込まれない。これ大事!

『六角さん』は、とても強いのでプライドを棄てて従属姿勢を見せる。

『あさくらちゃん』をひたすら頼る。

本願寺も多少利用する。(ご利用は、計画的に!)

姉婿は、早急に何とか、(始末又は和解)する。


 しかし、何故に親父が明政?


現状は、意味不明です。何だか厄介そうな気がする、猿夜叉です。

とりあえず、冷静になろう。


 ちなみに俺は、大永6年(1526年)生まれの数えの7歳(満6歳)の転生者だ。

え、「おかしい?」

「なぜ、西暦が判るんだ」って?

ばかも~ん!!

俺は、歴史だけは意外と真面目に勉強したのだ。

『1333年(一見散々)北条氏滅亡』

これでひたすら、計算した。拷問じゃった。

北条氏(執権の方)が集団自決した寺が、領内にあってよかった。

(なんまんだぶ、なんまんだぶ~)

おおよその、あたりをつけ干支紀年法で計算した。


 まあ、『たいが~す』の聖地『甲子園』が、いつ作られたのか?

知りたければ『甲子』の年を探せばいい。

60年刻みなので、だいたいの年の推測も可能だ。まあよく言う還暦というヤツだ。

 歴史マニアでなければ、大永なんて何時いつのことか判らんだろう?正直俺も判らんかった。


 大永8年に改元があり、享禄元年となった。

『永禄』や『享保』ではない。

実に紛らわしい、俺も一瞬!!『第六天魔王』信長や、『さみしんぼう将軍』吉宗を思い浮かべてしまった。

やはり何時だか判らない。


 享禄5年、ついに天文に改元、『天文元年』が、キタ~ッ。


『鉄砲伝わり騎馬隊なんか1543(以後よさん)、死出の真田と又兵衛、2人のよさんは2×6=12文、天文12年』

『1549伝わりザビエル満足、天文18年、十六文キックの2つ上』と年号込みで覚えた、生活の知恵じゃ。

正直言うと天文以外の年号は、ワシも覚えていない。


天文元年の今年は、皇紀2192年、西暦1532年じゃ~っ。


 ちなみに、数え(かぞえ)というのは、この時代の年の数え方じゃ。

知っての通り、個人のお誕生日を祝うという考えが希薄で、しかもゼロという概念が微妙でな。

生まれた時が一歳、次の正月で二歳という数え方なのである。

だから十二月末日生まれだと、あ~ら不思議。

あっという間に二歳になる。皆正月で1つ年を取るのじゃ。

「0を知らない?ぷぷぷ」なんて笑うなよ!

現代でも平成0年なんてもんは、無いんだから、でも判りにくいから、これからは満年齢で行くよ。


後、言っておくけど俺は『猿夜叉』だ、実に惜しいが『猿夜叉丸』では無い。

(サルとは言え『日吉丸』でもないのであしからず。)


 俺は、『浅井久政』だ。

信長の妹、『お市の方』の最初の旦那のパパといえば判るか?

お茶々、お江のお爺ちゃんじゃ、『長政?はつらいよっ!~』を読め!

 


久政でしたね。

確定です。

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