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『 ひさまさ受難!! 』 とある休日のおはなし。

投稿が遅れたお詫びに、長浜ネタをひとつ。

 それは、ある休日(昨日)の出来事だった。

私は、久しぶりに、駅前を散策しようとぶらぶらしていた。

流石は休日だ、観光客が多い、呑気にもそう思っていた……


― 回想 ―



「天気予報当てにならねぇ~!雨なんか降らなかったじゃないか?」

ようやく、町内のお宮さん(神社)の掃除を終え帰宅した。

(俺は、雨が降ると思い、中止だと思っていた、休む気満々であったのだ。)


今日は、家族がみな出掛けて留守だ。

しかも、思いがけずの快晴だ、良い天気なのだ!!


 は~やれやれ。

「暇だし久しぶりに、駅前をぶらつこう。ついでに長浜浪漫ビールも買おう!」


郊外に引っ越した俺は、車を走らせた。


 三蔵法師の一行の如く、『西』を目指す。

(近いけど!)

市街に入り、駅前の地下通路を抜ける……。


 もうすぐそこに、お気に入りの公園があるんだ。

信号を曲がると……、『長浜城』が見える。

「いえ~い、長浜城~!!」

湖岸道路をさらに走り、公園へ。

そろりそろりと徐行しながら車を走らせた。

「ヤレヤレよっと、到着~っ」


ふう、さすがに『渋滞のないひとりドライブ』は、最高だ!!


愛車を、『豊公(ゆたかこうえん)園』(ではないぞ!)の駐車場に停めて一息ついた。


「ふ~ぅ」


 この公園の駐車場は、もちろん無料だ。

今は景観が悪い!現在工事中なのが、残念だ!


 駅まで、歩いて数分、走っても数分(信号のせいだ!)の好立地なのに、無料とは剛毅なことだ。


意気揚々と、駅前へ向かう。


 確かに、駅のすぐ傍にも駐車場があるにはあるが、もちろん有料だ。

近場の、スーパーも「1000円以上お買い物をすれば…」、1時間はタダだ。


でも俺は、何となくここへ車を止める。


言って置くが、俺は「ケチ」じゃないぞ。

この公園が好きなのだ、歩くのも苦にはならない近さである。


 すぐ目の前には、『琵琶湖』が見える。


「琵琶湖はいい、ささくれだった、こころが洗われる」


天気が良くて、遠くまで見渡せる。


 見渡す限り、『 琵琶湖 』 だ。

(あたりまえか?)

子供の頃は、あの琵琶湖の向こうに 『アメリカ』 があると信じていた俺!


笑うなよ。

「海の向こうにアメリカがあるのよ!○○君♡」と、保母さんに聞いたんだ。

(当時は、結婚してやっても良いかの~うと、思っておったおなごじゃ。)


 琵琶湖の向こうは、京都・大坂、名古屋よりも遠いのだ。

同じ滋賀県なのに、俺の感覚的に姫路、浜松ぐらいに遠い。

なんと言っても、周囲は200km。

向こうは遙か先だ。

100km以上は離れている計算だ。

滋賀県の人間は、『免許を取った時』か、『憧れの新車を買った時』しか、琵琶湖の向こうへは行かないのだ。

大津の県庁よりも、京都市役所の方が遙かに近くて便利なのだ。


 京都、大垣、岐阜、敦賀、名古屋といった、県外の大都市の方が遙かに近い。

新幹線利用なら、確実に大阪、姫路、浜松のが近いのではないか?

少なくとも、同じお金を払うのならば、他県の観光地にまで行った方が面白いと思う。


(ん、俺は、一体何を考えているんだ?)


 長浜の町に生まれた俺、小説のネタとか色々と考え事しながら、駅前をめざし歩いた。

マンションが視界を遮るが、そこは仕方がない。(親戚が住んでいる、諦めよう。)


 視界の隙間から、伊吹山が雄大な姿を見せている。

「新緑の中の伊吹山が綺麗だ~、惚れてまうやろ~」

そう思いながら、歩いていた。


猫はいなかった(笑)。


 駅前西口のエスカレーターをのぼり、駅のデッキでしばし景色を楽しんだ。

「山本山(酒飲み友の会会長の阿閉氏の居城)が見える。勝手な設定スマン」と謝りつつ、

観光客と観光ボランティアでごった返す、駅の構内を抜けた。


東口のエスカレーターを降りる。


ん!!


気付くとそこには……。


 駅前で、観光マップを片手に、困っていらっしゃる方がいた。

三~四人のグループだろうか?

地図の見方が判らないらしく迷っておられた。


どちらが北なのか?大きく看板を揚げとけば良いのに、長浜の町も案外気が利かない。


長浜の市街は、ほぼ碁盤の目であるため地元民は、『駅前だと判りにくい』ことに気付かないのだ。


伊吹山が見える方が『東』とは云え

観光客は、伊吹山を知らないし、そもそも駅前から伊吹山は見えないのだ。


これが長浜市民であれば、…『東の蒼空(そら)に心の伊吹山』、『西には輝く(ひかる)心の琵琶(びわ)(うみ)

が見えるのだが…、そのような『特殊スキル』を観光客に求めるべきではないと思う。


 市民ボランティアの方々が、観光案内をおこなっているが、いかんせん限度がある。


私も、『正しい長浜市民』 として、声をかけた。


いつものことである、別に下心などない。


そもそも、迷っていらっしゃるのは家族連れだ!

若いお姉ちゃんのグループではない。


案内自体は簡単だ。


北へ20mほど移動すれば、伊吹山が見え、方角が分かるからだ。

あとは、地図通りで何も問題ない。


『観光地長浜』の親切さは、伊達ではないのだ。


(すばらしい!)


長浜市民として、誇らしい気分になりつつ、旅人とのしばしの会話を楽しんだ。


「どちらからお見えですか?」


「金沢です」


「おお、あの加賀100万石の?新幹線開通で賑わっているでしょう?」


「ええ、そうです」


 加賀の、『前田さん』は、太閤さんの親友だ、粗相があってはならない。

長浜市民の私は、かすかに緊張した。


 ― 中略 ー


「どちらにおいでです?」

何気なく尋ねた。

そう何気なく聞いてしまった・・・


「この『長浜ラーメン』を食べにわざわざ、金沢からきました。」


『Orz!』


(この人もか、……いや、いいんだよ~!)


詳しくはWebで!!


あとがき、長浜ラーメンに悪気(わるぎ)はありません。


たぶん、美味しいです!

たぶん、”とんこつ”でしょうか?

麺ですか? さぁ~どうだったかな?~、お楽しみと云うことで!


 作者は、『長浜茶漬け』とは、また違った意味で、食してはおりません!

コメントは、さし控えさせていただきますのであしからず、ご了承ください。



『軍師官兵衛』、ご存じですか?

 黒田氏は、長浜市木之本町『黒田の庄』が、出身です。

官兵衛は、まあ、生まれは播磨ですが…、わざわざ長浜に来ています。

秀吉の軍師とか言いながら……。

 秀吉に怖れられました。

九州に流された官兵衛は、さぞや『長浜の麺』を食べたかったことでしょう?


『のっぺいうどん』、『鯖そうめん』、『伊吹蕎麦』、『㐂らくきらくのお好み焼きっ!!』『京極寿司』

『萬珍軒の肉団子』『鴨鍋』『茶しんの暫』『親玉の饅頭』『万葉の最中』『堅ボーロ』鳥北

『生姜板』『丸喜屋の豊公最中』『鳥喜多の親子丼』『七本槍』『湖濱』『長浜浪漫ビール』『小鮎』『鯖寿司』『鮒寿司』『鯉の煮付け』 

「なべかま饅頭」「芋平」「サラダぱん」「かどやのチ-ズパン」

 

美味しいものが沢山ありました!!

 

『なんとしてでも、長浜名物が食べたい』…執念ですね!

その想いのせいで、博多の『長浜ラーメン』が、有名となったのかもしれません。 


400年以上まえから、長浜は、長浜です!

余計な言い掛かりは、ゴメンですね。


 長浜駅、長浜市役所、長浜ドーム、長浜高校、み~んな長浜です!

『長浜ら~めん』上等です!!



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