表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/19

『もはや、お約束!!』

お約束回です。

直経なき後の、後継者が今日ここに……。


現れるかもしれない?

天文9年(1540年14歳)


 今年も新年のご挨拶に、献金20貫と折々に必要な物、米、塩、お酒、お茶、菓子、果物、塩乾物を献上した。

先年、元服したこと、『浅井頼政』と名乗る事をご報告した。

本当は官位が欲しかったが、まだやめておいた。

無欲に徹しよう。


 俺は小谷城下、すぐ目の前の小山に屋敷をかまえている。

まだ屋敷の規模は小さいが、これからドンドン拡充するつもりだ。

なんといっても、信長・秀吉が砦を構えた要地だ。

『魔改造のしがいがある。』


 この山は、国友村にも睨みを利かせるには丁度よい、と云うか。

まだヨワヨワの国友村を『僕ちゃん』丸抱えしちゃいました、テヘッ!

 北陸漫遊中に中国経由で密輸させた火縄銃の研究をさせています。

20丁ぐらい仕入れたので、分解OKですよ~!

ねじの構造についても、予め親方(一貫齋)に教えてやりました。

一貫齋は、俺が命名しました、他の名前では呼びづらいですからね。

ふふふ。


 今のところ、「俺が明政公の跡継ぎでいいんじゃねぇ?」となっている。

今はとりあえず、海津の町を差配しているんだ。

『海津殿』と呼んでくれたまえ!

精力的に、内政に取り組んでいるよ~。


と、そんな折……。

天室光育和尚に相談を受け、越後に行った。


天室光育から「虎千代殿に坊主は無理です」と俺が苦情を言われてしまった、解せぬ!


「寺の修行など、これっぽっちもしていない。」


「はあ」


「しかも、武術が好きすぎて、暴れ回る。」


「ほえ~」


「あなたのせいで、ジオラマの戦略ゲームに嵌まりすぎている。」


「うっっ」


「寺ではもう面倒見切れない。」


「なんと」


「頼政フィギュア(俺がシャレで作った、俺の人形)を『わたしの毘沙門天様!!』として信仰している、罰当たりだ」


「あちゃちゃ」


「確かに貰った酒は美味いが、それに合うツマミがきてないのはいかがなものか?」


「どないせっちゅうねん」


散々嫌みを聞かされ、お布施を巻き上げられ、なぜか、寺から押しつけられてしまった。


「おいおい」

「よろしくおねがいしま~す!!」


何故か虎千代を引き取る事となった。




 何だか判らぬまま、近江に帰ってきた。

(ああ、謙信(10)を近江に連れ帰って来てしまった。 どうしよう。

青岩院(謙信ママ28歳)まで付いてきてしまった、ありえんだろう?どうしてこうなった?)

ひとりごちた。

 とりあえず、俺の知り合いの尼寺に青岩院を送り込み匿います。


 虎千代を連れて、自分の屋敷に帰ります。

虎千代は小姓として取り立てました。

凄く喜んでおります。

館の名前が気に入ったらしい。


 出迎えた遠藤喜助が、なんだか不服そうです。


なんだかなぁ~。


 「まあ、良いか」気を取り直して寛ぎます。

「あ~家は~落ち着く~、深雪がまだ帰ってきていないしヒマ~!!」


 まあ、しかし、なんかつまんないな。

そうだ、……虎千代をからかってやろう!

(まあ衆道は武家の嗜みですし、虎千代、あの謙信(10才)に伽をさせるのは、隠微な快感です。ふふふ、謙信く~ん。)


「とらちよ~」

俺が、じゃれるとスゴク嫌がった。

というか、噛みつかれた……。

「……」仕方なし。


 冗談はそれくらいにして、旅の疲れを取るために湯殿に向かいました。


「虎千代ちょっと来い」

俺自慢の内湯だ、凄いだろう?

一緒に入浴しょうと思ったのだが……。


虎千代が強情に嫌がるので、先に入らせた。


「さっきのは、シャレだってば~」


 扉を開け、中に入ると湯の香が漂ってくる。

「誰か先客が、入っているかもしれないってか?ないない!」

内湯には……湯煙が漂い私の視界を遮る、…おおっあれは……。


”ザバッ、きゃあああ~っ……、ガン、ドゴン、ガシッ、バキッ。”


……はっ! 気付けば、何処かの一室で眠っていた。


「一体、何があったのだろう?」



そう言えば、謙信は女嫌いの変態さんでした。

(誰情報だっけ?)



そう思っていると…


『ぱんぱかぱ~ん』

「お~めでとうございま~す、ひさまさ君『○姫』ゲット!! やったね」

え、……、歴史物ではここまでです。

あとは、ファンタジーの世界へご案内~、夢の中へおいでませ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ