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笑いは世界を救う  作者: たくえりすきぃむ


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夏が来れば思い出す

A子 「ねぇねぇ。夏の思い出といえば何?」

B男 「やっぱ夏休みの旅行だろうな」

A子 「ほふく前進で行った、北海道」

B男 「お腹ボロボロになるわ!」

A子 「反復横とびで行った、沖縄」

B男 「進まないよね!? ずっと同じ場所にいるよね!?」

A子 「スキップをマスターした、香川」

B男 「楽しかったの!? 思わずマスターしちゃうほどテンションが上がっちゃったの!?」

A子 「眠らない町、東京」

B男 「それだけ関係ないよね!? 単なるイメージだよね!?」

A子 「どこに旅行に行って讃岐うどん食べたの?」

B男 「俺から『香川県』って言葉を引き出そうとするな! なに讃岐うどんで誘導してくれてんだ!?」

A子 「えっ、讃岐うどんがなんだって!?」

B男 「どんだけ食いつくんだ、讃岐うどん!? 大好きか!? 香川旅行に行ってハマったのか!?」

A子 「香川県っていいよね」

B男 「確かにいいところだよな」

A子 「タイ焼きで言うと、周りのカリカリの部分だもんね」

B男 「四国の中での場所的にそこら辺だけども!」

A子 「おまけ」

B男 「オマケじゃねぇよ! 面積小さくても四国を代表する県だよ!」

A子 「やけに香川の肩を持つね」

B男 「父方の親戚がいるんだよ」

A子 「香川の評判を地に落とす気か!?」

B男 「俺の親戚がいるだけで地に落ちるのか、評判!?」

A子 「何を勝手に香川県を身近に感じてくれてるのよ!?」

B男 「身近に感じてるよ! 半分香川県民の血が流れてますからね!」

A子 「もう半分はうどん?」

B男 「それ完全に香川じゃねぇかよ! いや、香川の人はそんなふざけた体質してないけども!」

A子 「あんまり悪口言わない方がいいよ?」

B男 「俺のせいかな!?」

A子 「タイ焼きのカリカリのところだとか」

B男 「それ言ったのお前じゃねぇか!」

A子 「半分っていうことは、もしかしてお父さんが……?」

B男 「そう、香川の人なんだ」

A子 「いたの?」

B男 「いたよ! いたから俺が生まれたの!」

A子 「余計なことを!」

B男 「全然余計じゃないよ!? 両親ともに俺が生まれた時にすっごい喜んでくれたし!」

A子 「お愛想だよ」

B男 「なんで生まれたての我が子にお愛想振りまいてんだよ!?」

A子 「それで、真夏の暑い日に生まれたあなたに『汗太郎』って名前を付けたんだね」

B男 「付けてない! 付けられてないから! そして俺、4月生まれ!」

A子 「じゃあ親戚の家に行ったりするの?」

B男 「昔はよく行ってたよ」

A子 「謝罪しに?」

B男 「遊びに! 謝罪する必要一切ないから!」

A子 「『親戚で、ごめん』」

B男 「喜んでくれたよ、『よく遊びに来たね~』って!」

A子 「『よくも遊びに来れたもんだな』じゃなくて?」

B男 「大歓迎だったよ!」

A子 「最近行ってないのは絶縁されたから?」

B男 「されてない! まとまった休みが取れないから!」

A子 「じゃあ、香川県にはよく行ってたんだね」

B男 「小学生の頃は毎年だったな」

A子 「あぁ、水不足が深刻になり始めた頃だよねぇ」

B男 「俺のせいじゃないよ!? 香川に悪影響及ぼしてないから!」

A子 「たぶん、あなたが何度も何度も訪れたせいだと思うんだけど……香川県、うどん県になったらしいよ?」

B男 「それ俺のせいじゃない! 俺の目をくらますために名前を変えたわけじゃないから! 香川県が進んでそうなったの!」

A子 「これだけ香川県の話をしたら、久しぶりに行ってみたくなったんじゃない?」

B男 「そうだな。今年の休みにでも遊びに行ってみようかな」

A子 「ほふく前進で」

B男 「だからお腹ボロボロになるってのに! もういいよ」


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