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笑いは世界を救う  作者: たくえりすきぃむ


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ゾ・ゾ・ゾンビ

A子 「ねぇねぇ。夏だから、ちょっとゾンビになってみよう」

B男 「お断りだよ!?」

A子 「ほんのちょっと腐ってみるだけだよ」

B男 「それがお断りだっつってんだよ!」

A子 「『足がはやい』男子はモテるっていうよ?」

B男 「それ、『足がはやい』の意味違うから!」

A子 「でもでも、夏にゾンビって、涼しくなりそうじゃない?」

B男 「涼しくなるのは周りの人間だろう!?」

A子 「ゾンビの皮膚が溶ける時の気化熱で温度が下がるから?」

B男 「下がんねぇよ! 打ち水か!?」

A子 「ゾンビってどんなイメージがある?」

B男 「体が腐ってて、動きが鈍くて、あと不死身なんだよな」

A子 「え、一回死んでるのに!?」

B男 「一回死んでるから、ちょっとやそっとの攻撃じゃ倒せなくなってるの! 何回でも起き上がってくるの!」

A子 「起き上がりこぼしか!?」

B男 「そんなかわいいもんじゃねぇよ!」

A子 「あと、ゾンビといえば、『あ~……』とか『いえ~……』とか『チェケラ~……』とか言うんだよね」

B男 「『いえ~』と『チェケラ~』は言わないけどね!」

A子 「それから、噛まれるといけないんだよね」

B男 「映画とかだと、そういう設定が多いよな」

A子 「赤く腫れて、痒くなるんだよね」

B男 「蚊か!?」

A子 「ナッツ?」

B男 「それココナッツだな!?」

A子 「じゃあもう一回やり直しね。さんはい」

B男 「言わねぇよ! 違くて、俺が言いたいのは、蚊なのかってことだよ!?」

A子 「何が?」

B男 「ゾンビが!」

A子 「えっ!? ゾンビって蚊なの!?」

B男 「違うよ!? 全然違う!」

A子 「じゃあ違うんじゃない!」

B男 「それは最初から分かってたけども!」

A子 「分かっていることをあえて人に聞くなんて……お前は蚊か!?」

B男 「関係ないよね、蚊!? そんな習性持ってないし!」

A子 「ところでミスターモスキート~?」

B男 「誰がミスターモスキートか!? 蚊じゃねぇわ!」

A子 「蚊のゾンビとかいたら最悪だね」

B男 「叩いても叩いても復活して血を吸われるのか? 考えただけでも煩わしいな」

A子 「それから、飛ぶ時の羽音が『ぶ~ん……』」

B男 「凄い弱々しいな」

A子 「『ちぇけら~……』」

B男 「『ちぇけら~』はいらねぇって!」

A子 「町中でゾンビを見かけた時って、どんな対処してる?」

B男 「見かけたことないから、どんな対処もしてない!」

A子 「そんなんじゃ、あっという間に『ちぇけら~』になっちゃうよ!?」

B男 「『ちぇけら~』にはならねぇよ!」

A子 「ちゃんと対処しないと、噛まれて酷いことになるよ」

B男 「自分もゾンビになっちゃうんだよな」

A子 「鬼ごっこか!?」

B男 「そんな軽いノリじゃない! そうやって一人一人仲間が増えて、どんどん広がってっちゃうんだよ!」

A子 「今年は、ゾンビ系男子が大ブーム」

B男 「ブームじゃない! そして絶対流行らない!」

A子 「でも、『足のはやい』男子はモテるっていうし」

B男 「だからそれは意味が違うって!」

A子 「ゾンビがどんどん増えていったら、危なくない?」

B男 「危ねぇよ! 超怖ぇよ! だいたいゾンビって、最終的には凄い群れになって、生きてる人間を取り囲んだりするんだよ!」

A子 「えい、蚊取り線香だ!」

B男 「効かないよ!? ゾンビと蚊にはなんの因果関係もないから!」

A子 「ゾンビの群れに取り囲まれたりしたら、って考えるだけでも寒くなるよね」

B男 「恐怖で背筋がゾッとするんだな」

A子 「いや、気化熱で」

B男 「だからゾンビは打ち水じゃないから! もういいよ」


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