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笑いは世界を救う  作者: たくえりすきぃむ


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日常系

A子 「ねぇねぇ。日常系アニメってあるじゃない?」

B男 「一時期から物凄い増えてきたな」

A子 「日常系ゲームってないのかな?」

B男 「あるんじゃないか? 架空の町に住むようなゲーム」

A子 「それを疑似体験出来るゲームを作ってみた」

B男 「別の自分になって、違った人生を体験出来るのか。それは面白そうだな」

A子 「じゃあ、まず、プレイヤーの名前を決めてね」

B男 「名前か。なんにしようかなぁ?」

A子 「分かりました。『ナン』さんですね」

B男 「『ナンにしようかな』って言ったんじゃねぇよ!」

A子 「あなたの名前は『ナン(カレー付き)』に決定しました」

B男 「余計なもんを付けてんじゃねぇよ!」

A子 「おい、カレー」

B男 「なにカレー呼ばわりしてくれてんだ!?」

A子 「ではナンさん。次はキャラクターのヴィジュアルを決めましょう」

B男 「どうやって決めるんだ?」

A子 「目の前のカメラを見て下さい」

B男 「なるほど、画像を取り込んで似たような感じにしてくれるのか」

A子 「目が潰れるほど眩しいフラッシュがたかれるけど、我慢してね」

B男 「出来ないよ!?」

A子 「瞼を閉じたらゲームオーバーだからね」

B男 「始まる前に終わるんじゃねぇよ!」

A子 「撮りまーす。4、5、6!」

B男 「3、2、1じゃないのか!?」

A子 「『ミチャ!』 撮影完了です」

B男 「音おかしいな!? 『カシャ!』だろ!?」

A子 「うわっ、キモ! この写真でいいですか?」

B男 「直前にキモいと言われた写真は使う気なくすよね!? 分かるよね!?」

A子 「では、見るに堪えない画像は廃棄して、こちらで用意したキャラクターを使用してください」

B男 「見るに堪えない言うな!」

A子 「次の中から好きなキャラクターを選んでね」

B男 「どんなのがあるんだ?」

A子 「カエル」

B男 「人じゃないのか!?」

A子 「コンクリートジャングルの片隅でひっそりと生きている、カエル」

B男 「その人生は疑似体験したくないな!?」

A子 「次は、タンポポ」

B男 「植物!?」

A子 「コンクリートジャングルの片隅でひっそりと生きている、タンポポ」

B男 「コンクリートジャングルでひっそりと生きていないヤツがいいかな!?」

A子 「吉田」

B男 「誰だよ!?」

A子 「誰が見ても『あ、こいつ吉田だな』って思う、完全無欠の吉田顔をした男性」

B男 「どんな顔だ!? でもまぁ、今までの中では一番いいか。じゃあそれにするよ」

A子 「こんにちは、吉田ナンさん」

B男 「名前、完成されちゃった!」

A子 「ここでは、まるで違った人生を楽しむことが出来ます」

B男 「じゃあ、ためしに街へ出てみるかな」

A子 「捕まりますよ?」

B男 「なんでだ!?」

A子 「初期装備はパンイチなので」

B男 「そういうのよくあるよね。じゃあまず服を手に入れよう」

A子 「クローゼットの中に、母親のネグリジェが入っていますので、とりあえずそれを」

B男 「捕まるよね!? それ着ても、外に出た瞬間捕まっちゃうよね!?」

A子 「あなたの人生、そんなもんです」

B男 「そんなもんじゃねぇわ! もっと楽しいイベントとかないのか!?」

A子 「イベントとか言ってないで、早く仕事に行ってください。遊んでばかりじゃご飯食べられなくなりますよ」

B男 「なんでそんなにシビアなんだよ、設定が!?」

A子 「人生を舐めるな!」

B男 「日常系だろ!? もっとゆるくてのほほんとしたゲームじゃないのか!?」

A子 「日常系 (シビアモード)なの! いいから早く職業を選んで!」

B男 「自分で職業選ぶのか? なんにしようかなぁ?」

A子 「了解しました。『ナン職人(カレー屋さん)』ですね?」

B男 「だから『ナンにしようかな』って言ったんじゃねぇってのに! もういいよ」


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