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笑いは世界を救う  作者: たくえりすきぃむ


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バラは人気者

A子 「ねぇねぇ。バラって人気あるみたいね」

B男 「まぁ、花束といえばバラみたいなところもあるしね」

A子 「そんなに綺麗なんだ」

B男 「宝塚とか、華やかなところにはやっぱバラだしね」

A子 「豚バラの花束」

B男 「豚つけちゃダメ! 全くの別物になる!」

A子 「真紅の豚バラ」

B男 「豚バラは脂身が多くてちょっとピンクなんだよ!」

A子 「綺麗な豚バラにはトゲが……」

B男 「ないからね! 豚バラの綺麗さもよく分かんないし!」

A子 「豚バラ以外のバラっていうと……エバラ?」

B男 「焼肉のタレ!? 肉から離れられんのか!?」

A子 「豚バラに宝塚のイメージはないなぁ」

B男 「奇遇だな、全くの同感だよ!」

A子 「あ、でも『豚ばら色の人生』とか言うか」

B男 「言わないよな!?」

A子 「薄ピンクでなんかハッピーな感じ」

B男 「油っぽくてお買い得感万歳な感じだよ!」

A子 「バラってリーズナブル」

B男 「お前の思ってるのとは全くの別物だからね、バラ」

A子 「じゃあどんなの?」

B男 「赤くて、トゲがあって、いい匂いがするんだよ」

A子 「トゲ付き豚肉の香草焼き?」

B男 「なんだその料理!? なぜにトゲを付けた!?」

A子 「骨付きみたいで高級感を出そうかと」

B男 「食いにくいだけだよ! そうじゃなくて、バラは花なの!」

A子 「豚っ鼻」

B男 「一回豚のこと忘れてくれる!?」

A子 「じゃあ牛バラ肉の方で」

B男 「肉じゃない! 植物!」

A子 「あぁ! あっちのバラか!」

B男 「そっちのバラだよ!」

A子 「あの、トゲがあって」

B男 「そう」

A子 「花が咲くと独特の香りがして」

B男 「そう」

A子 「焼いたり茹でたり剥いちゃったりして食べるヤツ」

B男 「それ栗だよね!? 剥いちゃいましたは栗以外ないよね!?」

A子 「日本語だから分からないのかな?」

B男 「お前は何人だよ?」

A子 「英語で言うとなに?」

B男 「ローズ」

A子 「ロース?」

B男 「豚から離れろって! ローズティとかローズマリーとか聞いたことあるだろう!?」

A子 「サンタクローズ?」

B男 「違ぇよ! それはサンタクロース!」

A子 「ローズとビーフ」

B男 「ローストビーフ! ローズとビーフじゃバラと牛肉になってんじゃん! ローズ!」

A子 「近鉄バッファローズ」

B男 「全く関係ない!」

A子 「よく分かんないな……」

B男 「ここまで言って分かんないなら、もう分かんなくていいよ」

A子 「でも、入浴剤とかアロマで人気だって聞いて、やってみたくなってさ」

B男 「まぁ、確かに人気はあるだろうね」

A子 「とりあえず豚バラをお風呂に入れたら全身ベタベタになっちゃって」

B男 「当たり前だ!」

A子 「ロースを入れても同じ結果に……」

B男 「二度もチャレンジしたのか!?」

A子 「だからお風呂はやめてアロマに挑戦しようと思って、ローズ系のオイルを買ってきたの」

B男 「何の香り?」

A子 「えっと、『き・ん・て・つ……』」

B男 「それ違うから! もういいよ」


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