高校
A子 「ねぇねぇ。中学と高校って随分違うよね」
B男 「ガラッと変わるよな」
A子 「まずなんと言っても給食がない」
B男 「高校は弁当か学食だな」
A子 「……くらいかなぁ」
B男 「もっと色々違うとこあったろう!?」
A子 「あ、英語の先生が変わった」
B男 「以外は!? みんな総取っ替えだろ!?」
A子 「昔はあんな人じゃなかったのに……」
B男 「変わったの中身!?」
A子 「体育の先生は人じゃなかったのに……」
B男 「じゃあ何だ!? 何に何を教わってたんだ!?」
A子 「チーターに短距離走を」
B男 「よく食われなかったこと!」
A子 「おかげでウチのクラスメイトは全員四足歩行」
B男 「悪影響!」
A子 「あと、ゴリラに綱引き」
B男 「ゴリラは綱引き得意なんじゃなくて単に力強いだけだろ!?」
A子 「おかげでウチのクラスメイトは全員ゴリラ顔」
B男 「顔似ちゃった!?」
A子 「それから、オウムにモノマネ」
B男 「体育関係ないじゃん!?」
A子 「おかげでウチのクラスメイトは全員二重瞼」
B男 「オウム関係ねぇし、なんか怖ぇそのクラス!」
A子 「そういえば、ウチのクラスメッチャ仲良かったなぁ」
B男 「珍しいな。高校で仲いいって凄く貴重なことだぞ」
A子 「文化祭とか、皆で協力してさ」
B男 「いい思い出になったろう」
A子 「体育祭は皆で蹴落としあって」
B男 「そこも協力しとけよ! そここそ団結するとこだろう!? チームの勝敗にも関わってくるし!」
A子 「誰がパン食い競争に出るかで大もめ」
B男 「誰でもいいだろうが!
A子 「給食が無くなって皆おなかすかしてたのよ!」
B男 「持ってこいよ、家から!」
A子 「給食?」
B男 「どうやってだ!? どっから配給されるんだ!?」
A子 「あ、給食センター?」
B男 「持ってきてみやがれ!」
A子 「ウチには無かったなぁ……」
B男 「ウチにもなかったよ!」
A子 「じゃあ持っていけないじゃん!」
B男 「弁当持っていけっつってんの!」
A子 「弁当屋?」
B男 「なんで建造物ごと持っていこうとする!? 一個ありゃ事足りるだろうが!」
A子 「ウチのクラス何人いると思ってんの!?」
B男 「なんで分け合おうとしてんだ!? 各自で持ってくるの!」
A子 「家の事情でそれが出来ない人がたくさんいたの!」
B男 「家庭が貧しいとか?」
A子 「いや、親がズボラ」
B男 「じゃあ買ってこい!」
A子 「本人もズボラ」
B男 「救いようがない! もう勝手にしてくれ!」
A子 「そこでパン食い競争!」
B男 「年に一回じゃねぇかよ! それで足りるのか?」
A子 「パン(1年分)食い競争」
B男 「終わんねぇだろ、その競技!」
A子 「来年の体育祭までには終わるわよ」
B男 「1年間ぶっ続けるな!」
A子 「さすが高校。中学とはワケが違う!」
B男 「俺の行ってた高校はそんなんじゃなかったよ!」
A子 「もしかして中学の後もう一回中学行ったんじゃない?」
B男 「行ってるか!」
A子 「で、パンを食ってるうちに高校を卒業し」
B男 「凄まじく薄っぺらな高校生活だったな!」
A子 「大学に行ってまたビックリ」
B男 「大学は更に別世界だもんな」
A子 「まさかの給食復活!」
B男 「しないから! もういいよ」




