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笑いは世界を救う  作者: たくえりすきぃむ


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遠足の季節

A子 「ねぇねぇ。この季節は遠足にうってつけよね」

B男 「春の遠足はいいねぇ」

A子 「小学校の時バスに乗ってどっか行ったよね?」

B男 「行った行った。俺は京都だったから奈良公園とか行ったよ」

A子 「『俺は教祖だったから』?」

B男 「京都! 京都府生まれの京都っ子!」

A子 「だったら京都へ行きなさいよ!」

B男 「京都も行ったよ。動物園とか」

A子 「テーラパークとか」

B男 「なんだテーラパークって!?」

A子 「お寺がいっぱい集まってるの」

B男 「あるか、んなもん!」

A子 「京都なのに!?」

B男 「何県にもねぇよ!」

A子 「遠足の前の日にテルテル坊主作ってる人いっぱいいたなぁ」

B男 「俺も作ってたよ」

A子 「私は壊して回ってたよ」

B男 「なんでだ!?」

A子 「軒先にぶら下がってるテルテル坊主を見つけては『バシ! バシ!』って」

B男 「テルテル坊主に何の恨みがある!?」

A子 「遠足嫌いだったの! バスに酔うから!」

B男 「だからって多くの子供の楽しみを奪うな!」

A子 「なんでバスってあんなに酔うのかなぁ?」

B男 「匂いとか揺れとかかな?」

A子 「いや、きっとクーラーからアルコール出てるのよ」

B男 「出てるか!」

A子 「で、知らず知らずのウチにほろ酔い気分になってるのよ!」

B男 「悪酔いするわ!」

A子 「そういえばバスに乗った途端『俺だってツライんだよぉ』とか言ってた男子いたなぁ」

B男 「典型的な酔っ払いだな!?」

A子 「あ、それでバスの入り口で枝豆配ってたんだ!」

B男 「配ってるか! バスに酔うのは体質だよ!」

A子 「酔いやすい人は前の方の席がいいって聞いたから、3組だったのに1組のバスに乗ったもん」

B男 「関係ねぇ!」

A子 「1組のバスの後部座席に」

B男 「ダメじゃん!」

A子 「『上の下』みたいな」

B男 「そういう考え方しないから!」

A子 「見事に酔ったね」

B男 「当たり前だ!」

A子 「あと、あれもイヤだった。『バナナはおやつに入るんですか係り』」

B男 「なんだその係り!?」

A子 「本当は黒板消し係りがよかったんだけど、ジャンケンで負けちゃってバナナはおやつに入るんですか係りになっちゃたのよねぇ」

B男 「何するんだよ、その係りは?」

A子 「遠足の前日に『バナナはおやつに入るんですか?』って聞くの」

B男 「必要ないだろ、その係り!」

A子 「でも、学校の伝統行事だから」

B男 「んなもん、気になったヤツが聞きゃあいいんだよ! だいたいおやつには入んないしさ!」

A子 「『バナナチップはおやつに入るんですか?』」

B男 「チップになったらおやつだろうな」

A子 「『ポテトチップはおやつに入るんですか?』」

B男 「当たり前だろ! おやつ以外のどこに入るんだよ!?」

A子 「『ポテトはおやつに入るんですか?』」

B男 「おかずだよ!」

A子 「『ご飯ですよはご飯なんですか?』」

B男 「違います!」

A子 「甘栗は?」

B男 「甘栗は違うだろ」

A子 「『甘栗剥いちゃいました』は?」

B男 「それも微妙だな……」

A子 「『甘栗剥いちゃいましたを食べちゃいました』は?」

B男 「食べちゃったヤツは間違いなく人だろう!」

A子 「『おやつは一人6万円まで!』」

B男 「だったら何がおやつに入っても事足りるだろうが! 何でも持ってけよ!」

A子 「でも、あんまり荷物多いと見て回るの大変だから」

B男 「どこ行くの?」

A子 「京都のテーラパーク」

B男 「だからないから! もういいよ」


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