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笑いは世界を救う  作者: たくえりすきぃむ


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知り合いの有名人

A子 「ねぇねぇ。私の知り合いに有名な予言者がいるんだけど」

B男 「どこで知り合ったのか、物凄く興味深いな!?」

A子 「その予言者が言うには、もう間もなく地球は人が住めなくなるんだって」

B男 「マジでか!? やっぱ環境破壊が問題なのか」

A子 「いや、なんか飽きちゃうって」

B男 「誰が!?」

A子 「地球人類みんなが」

B男 「飽きるなよ!」

A子 「で、他の惑星に移住をしようということになるんだって」

B男 「そんな、引っ越しじゃあるまいし」

A子 「で、どこかいい惑星がないかなぁ~って思って」

B男 「地球ほど環境が整った惑星なんか、他にないだろう?」

A子 「太陽系にはね」

B男 「太陽系以外の惑星をどうやって探すんだよ!?」

A子 「ネット?」

B男 「万能じゃないからね、ネット! 人類が知らないことは載ってないから!」

A子 「じゃあ、知り合いの宇宙人にでも聞いてみるか」

B男 「お前の交友関係、とどまることを知らないな!?」

A子 「いくつかいい感じの惑星をピックアップして画像を送ってくれるって」

B男 「いいのかな、そんな簡単に未知との遭遇しちゃって!?」

A子 「映像を見れば、どういう星か分かるもんね」

B男 「地球に近い環境の惑星があればいいんだけどな」

A子 「あ、見て。山手線」

B男 「地球じゃねぇの、それ!?」

A子 「違うよぉ。駅員さんがみんなメイドだもん」

B男 「なんか、病をこじらせた日本みたいに見えるんだけど!?」

A子 「住みやすそうだね」

B男 「まぁ、驚くほど環境は似てるな」

A子 「あ、でもダメだ」

B男 「何か問題でもあったか?」

A子 「凄い通勤ラッシュ。私満員電車嫌い」

B男 「知らねぇよ!」

A子 「こんな星には住めない」

B男 「いや、この星に住んで、電車使わなきゃいいんじゃん!?」

A子 「電車は使いたくないけど、メイドさんには会いたい!」

B男 「ワガママ言うな!」

A子 「というわけで、次の惑星ね」

B男 「本当にそんな理由で却下するのか!?」

A子 「見て見て。美味しそうなカレー屋さん」

B男 「だからそれ、地球じゃねぇの!?」

A子 「カレーは万国共通なの!」

B男 「惑星を飛び出してもなお!?」

A子 「この星は住みやすそうだね」

B男 「まぁ、食文化が似てるってのはありがたいよな」

A子 「あ、でもダメだ」

B男 「今度はなんだよ?」

A子 「この宇宙人、カレーに醤油かけてる」

B男 「いいじゃねぇか!」

A子 「カレーに醤油なんて、考えられない!」

B男 「お前がカレーにソースだとか、どうでもいいから!」

A子 「私は何もかけない派!」

B男 「どうでもいいわ!」

A子 「カレーに醤油をかける人とは話が合わないの!」

B男 「俺はカレーに醤油かけるけどな」

A子 「あれ、もしかして、この星出身?」

B男 「違うよ! そんなカレーひとつで決めないで!?」

A子 「やっぱり、地球以外に人類が住める惑星なんてないんだね」

B男 「めっちゃあったじゃん!? 満員電車とカレーで却下しただけじゃん!?」

A子 「こうなったら、人類が飽きないように、地球をもっと楽しい惑星にしよう」

B男 「どうやってだよ?」

A子 「知り合いの神様にお願いしてみる」

B男 「だからお前の交友関係凄過ぎるから! もういいよ」


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