隣にあるもの
あぁ、つかれた、と一人で呟きながら項垂れる。
目の前のパソコンには文字の羅列。
徹夜続きで頭が働かなくなるし、イライラとしてきてしまう。
それでも書きたいと思ってしまうのは、とある人が頭の中にいるからだろう。
その人のお陰で出来上がる物語なのだ。
その人が自分の近くにいるから作り上げることが出来る物語。
それはいつだって隣にあったモノの話で、いつだってそばにいてくれた人の話。
大切なモノは君の存在と君の笑顔。
その笑顔が自分に向けられている。
ただそれだけのことで物語が作れ、それがまた笑顔を広げていく。
自分の作品で笑顔になれる人がいる。
それは自分の隣に君がいて笑ってくれているから。
愛してる、とか大好きとか、言葉よりも隣にいてくれるだけで幸せになれる。
そこで笑っていて。