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you&I 28th summer times

作者: ageha


またしても私は


1年前のこの日のように決定的な言葉を

今度は想い続けた人に発した。


決して

嫌いになった訳でも

もう終わりにしたい訳でもない。


この先も、

この気持ちが叶うことのない、微光のような願いだとしても、

彼が徹底的に私を蔑み、嫌う未来だとしても、


想いながら、生きていく。


だって、

気持ちが高ぶっていた1年前に書き連ねた気持ちは、思慮を持った今でも何一つとして変わらないから。



どうしても、

私は彼を嫌うことなんて出来やしない。


何度何度と、

無理矢理忘れようとしても、そんなことは出来なかった。


だから、貫くよ。

現実で、彼の腕の中に飛び込んで、喜びで泣くことも許されず、

触れることも、

見ることも許されないなら、

せめて心の中で、誰よりも、この先も想わせて欲しい。


例え、自分にとっての悲しみでも

それが彼にとっての喜びなら、

どうか心から笑顔で、幸せを願えるような、


そして、自分にとって辛い悲しい現実だとしても、

次こそは逃げずにありのままを受け止められる、

そんな人間になりたい。

いつの間にか

あの幸せに満ちたときから10年近い月日が流れ。

ようやく、

やっと私も

ここまで来れた。


そして、

わずかな時間、

同じ空気の中で、

流れる景色をもう一度、噛み締めるよ。



真夏の西の空の下で。

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