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欲求不満の後輩と冷や汗の先輩は帰り道で

「先輩、今日は買い物に行くんでしたよね」

「後輩せめて容赦だけはしてくれないだろうか」

「残念ですね。店がほとんど閉まっちゃってて」

「むりか?」

「ムリデス」

「死ぬのか?」

「殺さないだけで動けなくなるかもしれませんのね」

「あああああ、あんなことしなきゃよかった」

「先輩がこんなに夜遅くまで拘束されるとは思いもよりませんでしたね」

「というか戦々恐々になりすぎなんだよ」

「どうやら、貴族さんたちが私と先輩を引き離すために画策したようですが」

「お前、ガン無視したろ」

「はい。だって先輩のことをボロクソ言うんですもの。あんな平凡な男よりって」

「いやそれは的をいているんだぞ」

「じゃあ三日三晩御相手できますか?って聞いたら出来るって答えた馬鹿がいましたので精霊さんに頼んで、三日三晩相手してもらおうと思ったらみんな逃げちゃいました」

「異世界補正万歳!!」

「そんなにですか?」

「手加減していただきありがとうございます!!」

「まぁ先輩が言うのならいいですけど」

「他の人が言ったら?」

「どうなるんでしょうね?」

「そんな寒気のするような笑顔を向けないでくれ、さぶいぼが出る」

「先輩も鳥肌になるんですね」

「もうなんというか後輩がすごくいつもと見慣れない人に見えてな」

「惚れてくれましたか?」

「いんや、怒らせちゃいけないとは思った」

「正直者な先輩にはプレゼントです」

「なんだこれ?」

「先輩が今日買おうとしていたものです」

「買っていてくれたのか?」

「はい、私とレミナさんが買いました」

「レミナってゆうのかあの人」

「あんなに仲良く話していたのに、名前も知らなかったとは驚きです」

「いやあの時は下手に行っても、余計こじれるから行かなかっただけだぞ。お前に本気で危害を加えるバカはいないだろうし」

「これから出る可能性はあるかもしれませんね」

「今なら守ってやれるけど?」

「守ってもらって下手に怪我をされると、私が遠慮したくなりますので却下の方向で」

「そうかい。もうやることは確定なんだな」

「はい、そうですよ。当たり前じゃないですか」

「努力はするが連続は無理だぞ」

「連日連夜が基本なっていましたが、そもそもこちらに来る前はそんなに頻繁ではなかったでしょう」

「そう・・・だな。後輩そうなった原因に心当たりはあるのか?」

「ありますよ」

「なんだよ」

「そんなの、私がリミッターを外しているからに決まっているじゃないですか、先輩」

「知りたくなかった。意外な事実」

「知ったからには今日も頑張ってもらいますよ。心の奥底にある不安を消してもらうために」

「・・・覚悟は決めよう。だから明日永遠に目覚めないとかそんな事態はやめてくれよ」

「善処しましょう」

また不定期に溜まったら更新させていただきます。

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