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ヒマワリで土壌改良

 土壌が良くなかったり耕作放棄地や未開墾の土地を譲って貰いました。村の皆さんはどうするんだろうという感じで広大な土地を見ていました。

 セイタカアワダチソウが生えていたところは冬バチを育成するなどで役に立つのでその場所は綺麗に整えました。セイタカアワダチソウの泡風呂も多くの村々で普及させたいところです。

 それ以外の場所はガチョウさんに畑を綺麗にたがやして貰いました。大人の背まであろうかと思われる高い植物の茎をパキパキと器用に折ながらどんどんと食して綺麗にしていってくれるので嬉しい限りです。根まで綺麗に食べてくれるのでとってもいい子たちです。

 ガチョウさんにたがやして貰ったら、暖かい地方では菜花とヒマワリの二毛作もできるのですが、ここはちょっと無理かもしれません。種子を取らずに花だけならさらに1から2ヶ月遅らせても良いので、一部の区画は鑑賞と養蜂を兼ねることにしました。最終的にヒマワリ用だと油料用、菓子用、園芸用に分けて色々と楽しめるようになりました。

 前にマメ科を栽培していたところは菌核病や空洞病になると困るので念の為に他の植物を植えることにしています。日陰になりがちで霜が気になる場所には菜花とキカラシ及び白クローバーを、水田跡など水捌けが悪いところでは赤クローバーとクリムソンクローバー及びベアリーベッチを、反当たり合計で約5 kgとなるように種子量を調整して播種し、養蜂用にすることにしました。日本ではイネの代わりに水田で作る作物としてヒマワリが選ばれたりしているので水田跡ではダメというわけではありません。ハチさんには各時期で花蜜と花粉を集めてエサにもして欲しかったからです。この他、育てやすいシソやラッキョウ、クロモジやヨモギ、ガマズミやナツハゼ、トチモチのためのトチノキ、紙のためのミツマタの区域も幾つか検討しています。春にはハチさんや肥料とするためにレンゲが咲くように調整もしています。

 油料用と菓子用は5中旬に種まきし、園芸用は菜花の後にヒマワリが咲くように種まきを遅らせました。

 今夏に元気に育って一斉に同じ方向を向いている綺麗なヒマワリを村の人々や子供たちも喜んでくれたみたいです。鑑賞だけでなく土壌改良、ハチミツ、種子の利用と多くの効果があると話すと皆んな感心してました。

 ヒマワリは連作が推奨されないので来年は新たに整備する場所でヒマワリを育てます。来年は違う場所でと伝えると残念がる村人も少なくありませんでした。そんな方には土壌改良を主な目的としてヒマワリを輪作して貰うことも計画的に入れて貰おうと考えています。


後日談

 この村を訪れて綺麗なヒマワリを見て感動した他の村の人々がヒマワリを育てるようになり、土壌改良だけでなく夏のハチの蜜源としても利用され、特に観賞用のヒマワリの品種改良も一層進んだと伝えられています。連作を避けるため、毎年、ヒマワリを見る場所が変わるので簡易的な看板も大いに整備されたと風の噂で聞いています。

参考文献

[1] 「使い切れない農地 活用読本」農文協

[2] 金子幸司「ヒマワリの絵本」農文協

[3] 「現代農業」農文協(2023年8月号)

 https://lib.ruralnet.or.jp/video/video_play.php?id=202308_02

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