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コンプレックス ~心に傷を抱えた少女の一年間~  作者: 下東 良雄
新春特別編
172/223

ギャルたちのサバト(二) クリスマスイブでのコト

0:35 ジ[クリスマスパーティ、楽しかったよなぁ]


0:35 コ[うん、スッゴク楽しかった!]


0:35 キ[あんなに駿に気ぃ使ってもらってさ]


0:36 ジ[カクテル美味しかったよな!]


0:36 キ[私たち一人ひとりのために作ってくれて……]


0:36 コ[クリスマスプレゼントもそうだったよね〜]


0:37 ジ[駿、あーしたち三人にイメージがあるって言ってなかったっけ?]


0:37 キ[言ってたよ]


0:37 キ[ジュリアは、キラキラ輝いてみんなの注目を集める『星』]


0:37 キ[ココアは、明るい笑顔でみんなに元気を分け与える『太陽』]


0:38 キ[私は、そんなみんなを優しく見守る『月』]


0:38 ジ[あーし、そんなこと言われたことなかったから……]


0:38 コ[私、泣いちゃったけど……駿、手を握ってくれて……]


0:39 コ[さっちゃんも私にニッコリ微笑んでくれて……]


0:39 ジ[さっちゃん、ホントにいいコだよね]


0:39 キ[まだちょっと目が離せないけどね……]


0:40 ジ[駿の部屋に行った後、大丈夫だったの……?]


0:40 コ[さっちゃん、泣いてたよね……]


0:41 キ[ふたりだから正直に言うね]


0:41 キ[キビしい……すごくキビしい……]


0:41 ジ[何があったの?]


0:42 キ[ごめん、詳しくは言えないんだけど]


0:42 ジ[大丈夫だよ]


0:42 コ[私も分かってるよ]


0:42 キ[ありがと]


0:43 キ[さっちゃん、駿の好意を受け止めきれていないっぽい]


0:43 ジ[どういうこと?]


0:43 キ[駿からの好意に内心パニックを起こしてるっぽくて……]


0:43 コ[えー……]


0:44 キ[どうしたらいいのか分からないみたい……]


0:44 ジ[そっか……]


0:45 キ[さっちゃん、言ってたんだよ]


0:45 コ[なんて?]


0:45 キ[駿には私たちの方がお似合いだって]


0:45 ジ[さっちゃん、なんで……]


0:46 コ[私たちがからかったりするからかな……?]


0:46 キ[いや、違うと思う。さっちゃん自身の問題じゃないかな]


0:46 キ[私らはこれまで通りに接すればいいと思う]


0:47 キ[変に構えると、さっちゃんも構えちゃうだろうからさ]


0:47 ジ[そうだね。でも、あーし、ちょっとからかうの注意するよ]


0:47 キ[ジュリアは、もっと気をつけた方がいいことがあるかと]


0:48 ジ[え? なに?]


0:48 キ[(駅前で駿と抱き締めあってる写真)]


0:48 ジ[ぎゃー!]


0:48 コ[ジュリアちゃん、うっとりしてる〜]


0:49 ジ[キララ! その写真、消せって!]


0:49 キ[さっちゃんもこのシーン見てたし]


0:49 コ[さっちゃん、かわいそ〜]


0:49 ジ[う……]


0:50 キ[まぁ、あんまり人前で駿とちちくりあわないようになw]


0:50 コ[ちちくりマンボで、ウッ♪]


0:50 キ[www]


0:51 ジ[キララ]


0:51 キ[なに]


0:51 ジ[あーし、知ってんだからね]


0:51 キ[なにを?]


0:52 ジ[駿と深夜のクリスマスデートしてたでしょ!]


0:52 コ[え〜、なにそれ〜、ズル〜い]


0:52 キ[何のこと?]


0:53 ジ[あんだけふたりでゴソゴソしてれば、目も覚めるっての!]


0:53 コ[私、ぐっすり寝てた……]


0:53 キ[スーパーに買い物行っただけだよ]


0:54 ジ[で、何したの?]


0:54 キ[なにが?]


0:54 ジ[何も無いなんて、あり得ない! 全部吐け!]


0:54 コ[全部吐け〜]


0:56 キ[わかったわよ!]


0:56 キ[腕組んでもらいました!]


0:56 ジ[で、チューしたの?]


0:56 キ[するか!]


0:57 コ[ジュリアちゃん、そんなわけないよ〜]


0:57 キ[ココア、信じてくれてありがと!]


0:57 コ[ホテル行って、いんぐりもんぐりしたんだよね〜]


0:57 キ[アホか!]


0:58 ジ[でも、駿にラブホへ誘われたら行くでしょ?]


0:59 キ[行く]


0:59 キ[でも、駿に限ってあり得ないよ]


0:59 ジ[まぁ、そうだね]


1:00 ジ[あーしもちょっと迫ってみたけど、怒られたわ]


1:00 キ[迫った?]


1:00 ジ[胸持ち上げて、触っていいよって]


1:01 キ[もう言葉が出ない……]


1:01 ジ[駿は、あーしらがキライとか、我慢してるとかじゃないんだよね]


1:01 ジ[あーしたちのこと、すごく大切にしてくれてるんだよ]


1:02 キ[確かにそうだな]


1:02 ジ[あーしさ、駿に求められたら全部あげるし、何だってするよ]


1:02 ジ[でもさ、絶対にそんなことしてこないもんね]


1:03 キ[いい男友だち持ったよな、私たち]


1:03 コ[そうだね、駿は心から信頼できる男の子だもん]


1:03 キ[ココアは、駿に好き好き光線出しすぎ]


1:04 コ[え〜]


1:04 キ[思い当たる節があるでしょ]


1:04 コ[ものすごくある〜]


1:04 ジ[誰がどう見てもココアは駿が好きだよねwww]


1:05 コ[うん! 駿、大好き〜]


1:05 キ[さっちゃんのことも考えなさい]


1:05 コ[考えてるよ〜]


1:06 ジ[ホントかよw]


1:06 コ[うん、だからキスはふたりきりの時にしたよ〜]


1:06 キ[は?]


1:06 ジ[へ?]


1:07 キ[駿とキスしたの?]


1:07 コ[うん!]


1:07 ジ[いつ?]


1:08 コ[帰る直前に駿の部屋へ忘れ物取りに行ったでしょ、その時]


1:08 キ[さっちゃんがいるのに、それはマズいんじゃない……?]


1:08 ジ[駿がココアに手を出したってこと……?]


1:09 コ[手は出されてないよ〜]


1:09 キ[どういうこと?]


1:09 コ[駿の隙を見てほっぺにチュッって!]


1:09 ジ[ココア、アンタねぇ……]


1:10 コ[あとねぇ、無理にお願いして抱き締めてもらっちゃった!]


1:11 ジ[キララ先生、判定をお願いします……]


1:11 キ[限りなく黒に近い白……かな……]


1:11 コ[え〜]


1:12 キ[ココア、ここからは真面目な話よ]


1:12 コ[うん]


1:12 キ[ココアは、駿とさっちゃんの仲を引き裂きたい?]


1:13 コ[そんなわけないよ]


1:13 キ[だよね。でもさ、キスのことをさっちゃんが知ったらどう思うだろ?]


1:13 コ[ほっぺにキス……だけどイヤだよね……]


1:14 ジ[外国じゃないからね……]


1:14 キ[ねぇ、ジュリア。これは私とジュリアも気をつけようよ]


1:14 ジ[ちょっとクリスマスとかで浮かれてたかも……]


1:15 キ[うん、私も同じ……ココアを責めたり出来ないよ……]


1:15 コ[私も気をつけるね]


1:15 キ[明らかに冗談と分かることはともかく、ちょっと気をつけよう]


1:16 ジ[さっちゃんを傷つけるようなことは絶対したくない]


1:16 コ[うん、さっちゃんの泣いてるところ、私も見たくない……]


1:16 キ[ココア、キスのことは秘密の思い出にしときな]


1:16 コ[うん、わかった]


1:17 ジ[あーしら三人の秘密にしとこう]


1:17 ジ[でも、ほっぺにキスか……ココア、うまいことやりやがったな……]


1:17 コ[えへへへ]


1:18 キ[ジュリア、マネすんなよ]


1:18 ジ[駿にはしねぇよ]


1:18 キ[駿には……?]


1:19 キ[まさかさっちゃんに……]


1:20 キ[おい、コラ、答えろ]


1:21 コ[ジュリアちゃん、さっちゃんも大好きだもんね〜]


1:21 ジ[性別を超えた愛がそこにある……]


1:21 キ[ねぇよバカ]


1:22 コ[禁断の愛……ステキだわぁ〜]


1:22 キ[脳みそに虫湧いてんのか]


1:22 ジ[さっちゃんも初めてだろうから優しくしないと、ネッ!]


1:22 キ[ネッじゃねぇよ]


1:23 コ[ジュリアちゃん、私も混ぜて〜]


1:23 キ[ダメだ、コイツら……]


1:24 キ[駿、ゴメン……今年もすんごい迷惑かけそうだわ……]



ギャルたちの年越しサバトは、こうして朝まで続いていった……



Next: その後の物語 鷹羽絵美里と天木達也(一)



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