登場人物まとめ
転移門を使って新たなる旅路の前に、そろそろ増えてきた登場人物でもまとめておこうかと思いました。
本編には関係ございませんので苦手な方は読み飛ばしてください。
レイル
主人公。転生前の記憶を持って経済大国の貧民街に生まれる。
生まれて2歳で虐待を繰り返す両親と劣悪な家庭環境に嫌気がさして両親を殺害し逃亡。
その後自分の利用価値をグレイ家当主ジュリアスに売り込み、グレイ家の養子となる。
国営の学校では座学成績トップを誇るが、剣の実技では中の上程度、つまりはかじったていどにしかできない。
魔法に関しては何故か魔力が全く操作できず、まさかの最下位。
器用さも人並み程度で、料理もそこまでできない。
性格が悪く、人の不幸を笑ったり、意味もなく嫌がらせのようなことをするときがある。
平気で貴族の弱体化や独占による他の業者の撲滅を目論んだりするからか、彼の所業を知る大人には怖がられている。国王とか商人とか。
仲間(主にカグヤ)には何故か頭がおかしいとよく言われる。
アイラ
紅いくせのある髪が特徴的な少女。
レイルの仲間兼相棒的な存在。
鍛冶屋の娘であるにもかかわらず、刃物が一切作れない。
そのことで家族内では微妙な立ち位置だったが、レイルが彼女の才能を見出した。
結果、前世の知識を伝えただけでほいほいと銃を作り出してみせたり、それを使いこなすという人間離れしたパフォーマンスを見せてくれた。
機械族に無限収納が可能になる腕輪を渡されている。
自らを認め、力をくれたレイルに絶対の信頼をおいており、レイルのよくわからない目的の旅に同行している。
誰よりもレイルによって前世の知識や考え方を与えられている。
ロウ
白髪で細身の少年。
レイルの仲間で悪友。
実家は陰陽師かつ暗殺稼業を営む一家で、本人もその訓練を受けている。
役割は隠密などが得意な斥候となる。
両親の歪んだ愛情と禁断の呪術の結果、両親の命と引き換えに半不老不死になっている。
幼馴染のカグヤが国で帝に求婚されて、それから愛の逃避行の際に体だけが幼児退行した。
お家柄というよりは本人の資質か、常識はあるが、善悪の区別はあまりない。
カグヤ
長い黒髪、眩い美しさを持つ神秘的な少女。
竹から生まれたかぐや姫。
ロウの幼馴染で、ロウと同じく身体だけが幼児退行した。
武器は刀。育ての親がその国の剣聖であったため、剣術はそこらの冒険者よりはるかに強い。
魔力操作は中級だが、レイルによって物理化学を教えられて実際は上級魔法まで扱える。
職業は魔法と剣のバランスが取れた魔法剣士となる。
これだけ聞くと適性が肉体寄りに思えるが、豊富な経験と親やレイルからの話により、見た目よりも頭脳派である。
四人の中で唯一まともな感性を持っている常識人である。
ジュリアス
ギャクラの貴族の一人。その容姿と手腕により極悪非道と勘違いされがちだが、そこまで他の貴族に比べて悪事をしているわけではない。
妻を亡くした悲しみから再婚しないでいたところに、つけいるようにして現れたレイルを信じることにした。
そっけないがレイルのことを息子として愛している。
レオナ
ギャクラ国の王族の一人。レオンの双
子の妹。
清楚可憐で人形のような美貌とは裏腹に少々腹黒い部分もある。
しかし根はいい子。
レイルがアイラの家庭教師のようなことをしているときにその様子を見かけて以来、レイルのことを尊敬し慕っている。
レオン
ギャクラの王族の一人。レオナの双子の兄。直情型で、感情も表に出やすい子。
最初はレイルのことを妹に何か悪意をもって近づくと勘違いし、遠ざけようと勝負を挑むが、その過程でレイルに好意を持つようになる。
トドメの将棋プレゼントですっかり友達になってしまったあたり、この作品最大のツンデレにしてチョロイン。
モブ男
まるで主人公のような登場をしたフォルスくんの咬ませ犬となった哀れな少年。
決してアイラが嫌いなわけではない。
フォルス
騎士の家系の次男。思い込みが激しく典型的な脳筋タイプ。
剣の腕は悪くないので、大会などでは勝てるが実戦に弱い。
アイラのことを気に入っており、ぜひ自分の専属にしたいと思っている。今も諦めていない、しつこい。
レイルにアイラをかけた決闘を挑み、小細工の重ねがけで敗北。
レイルによる隙のない宣誓書によって敗北を撤回させることもできないままうやむやのままに物語より退場した同級生。
薬屋のばあさん
優しいのだが、やや口調がきついのはプロ意識からくるものである。
レイルに未知の薬品の材料を提供された人。
彼女の薬屋は真っ当な風邪薬などから怪しいものまで品揃えがよいのでレイルのいきつけになっている。
キノ
何のために作られたかも、誰が作ったかもわからない高度な人工知能を持つ機械により構成された種族、機械族の一人。
アイラに腕輪と通信機を渡した。
そこそこ強い。
シリカ
財務卿を父にもち、入学式でレイルに目をつけた。
金銭に関してしたたかである。
ハプニ
レイル達の担任。
レイルがやらかしたあれこれを間近で見てきたため、レイルに苦手意識のある一人。
やらかすたびにレイルによって後処理を手伝われてしまうので、レイルを憎みきれない。その感情さえもがレイルの策略の内。
アンドラ
冒険者ギルドのベテランの一人。
面倒見がいいが、新人を試す癖がある。
レイルは彼とヒラムを先輩として信頼している。
ヒラム
アンドラと同じ冒険者ギルドのベテランの一人。
アンドラに悪ノリしてよく新人をからかう。
レイモンド・ゴアテイノス
ギャクラ王国南部ギルド支部のギルド長。
得意技はお菓子作り。
オルナ
ギャクラ王国南部ギルド支部の受付嬢。
冒険者はむさ苦しいので、いつかむさくない騎士様が迎えにきてくれないかと馬鹿な夢を抱いている。
シルバ
暑苦しく、正義漢の騎士様。
何故かレイルのことを気にかけていた。
シンヤ
奴隷商売を入荷、運搬から販売に至るまで手がける敏腕闇商人。
レイルによって商売の形態を改造されつくした。
レイルを旦那と呼び慕う。
ケンケンとパッパ
シンヤの部下の二人。
サーシャ
竜を倒したという伝説の魔法使いの子孫。
レイル達の腕前を試すために勝負を挑み、水龍で襲いかかるが、レイルの策略によって叩き潰された。
そのことを親戚のカレンに話したことで新たな事件にレイルたちは巻き込まれた。
カレン
リューカの貴族の娘。
幼馴染と勘違い系ラブコメな日常を送っていたが、新キャラの登場によりそれが壊された。
多少鈍感なのは仕方がないと思う。
迷宮をさらっとクリアしたレイルに憧れに似た恋慕を抱いているが、レイルはそれを吊り橋効果だと思い、時間をおくために放置した。
キリア
カレンの幼馴染。
カレンのことが好きで、その好意が空回りした結果カレンには嫌な奴と認識されてしまった。
時間とともにどちらかが大人になって、カレンとくっつくだろうと周りの大人には思われていたが、レイルの登場はその予想に不安をもたらした。
ナーニア
カレンの母親。娘の幸せを思うため、幼馴染のキリアでもレイルでもカレンが選べばそれでいいと思っている。
本編では名前の出なかったあの人たちの名前も……ってもう会うかわからない人もいますけどね