悪いけどちょいワルでね。
第2弾
悪いけど、ガキは読むな!俺はちょいワルオヤジでね。
そこいらオヤジと違うんだ。やさしいことなんか、いわねーぞ。
本音だけの直球一本トークだ。
もし、あんたやる気があるなら、ちょっと付き合ってもいいぜ。
ファッションは大事だな。
きたないカッコしたら嫌われる。
出来れば最新のファッションで決めたいね。
だから、ちょっと勉強のつまりで、Leonを読んでるんだ。
Leonを読むと、いい男でてくるね。
イタリア人のなんたっけ?ジロームとかなんとか。
女が好きなんだろうな。
こっちも好きだけど、しつこいのだけ勘弁してくれ。
年取るおんなってのは、どいつもこいつもみんなしつこいな。
この間もあったはなしだが、
婆さんだが、俺に道を聞くんだ。
こっちは、親切に「はい、それはこの道をまっすぐにいきまして」
「そうです。そのとおりです。このまままっすぐに行きまして」
と何度も繰り返したんだ。
「えつ」「え・・」と聞き返すので、この人耳が遠いのかな?
「いいですか。分かりますか。ここをまっすぐに行って・・・」
今度は、大きい声でわかるように云ったんだ。
そしたら、となりの紳士が「いや、違う。それは逆の道だ」
「そうでしょう。この人、逆の道を教えるからそれで聞き返して」
なんじゃそれ。はじめから知っていたのか。
だったら俺に聞くなよ。
分かるか。この話。