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1 悲劇は突然に

どうもです。bio007です。

名前が変ですが気にしないでください。

初作品は「ZONBI対中学生」です。初めてなんで下手だと思います。

ので、なんかアドバイスとかあればそこんとこよろしくお願いです。

ただし口調と名前は突っ込まないでください。

では、ZONBI対中学生、第1話「悲劇は突然に」どうぞ。

みんなは「ゾンビ」というものをご存知だろうか?そう聞くと殆どの人が「はい」と答えるであろう。

ではゾンビを見たことはあるか、と聞く。当然結果は、一人残らず「いいえ」だ。

当然っちゃ当然だが、俺もその内の一人だ。


つい昨日までは。



 7月17日


その日もいい天気だった。雲一つない青空。ガンガンと降り注ぐ日光。

澤田――金代高等学校かねしろこうとうがっこう 澤田さわた龍一りゅういち(15)――は、クーラーのよく効いた部屋のソファーで眠りこけていた。半分眠りながら、今日の昼飯はどうしようかと考えていた。親はいないので家のことは全て澤田一人でやっている。つまり一人暮らしだ。

「ZZZ……」

しかし、結局何も思いつかず澤田は眠ってしまった。


ちなみに、澤田の両親はどちらも既に亡くなっている。

母さんは澤田が4つの時、運悪くデパートの無差別事件に会い殺された。

父さんは、11の時、病気でこの世を去った。父さんは死ぬ間際に家の奥から狩猟用のライフルを持ってきて、息子に託した。その形見は今でも家の倉庫の奥に保管してある。


15分後、澤田はジリリリリというアラームの音で目を覚ました。もう一度寝ようとしたが、昼飯の事を思い出した。

「……はぁ。飯でも買いに行くか。」

澤田は仕方なさそうにソファーに横たわっている体を起こした。体の節々が音を立てたが、気にもしなかった。

外へ出ると暑い日差しが一気に降りかかってきた。きっと帰ったら、部屋はサウナ状態だろうな、と澤田は苦々しく思った。なんせ今日は25℃。クーラーを付けてなければ家がサウナになってもおかしくない。涼しげな風を求め、澤田はデパートへと自転車をいつもより早く走らせた。


「あー、気持ちいい~……」

やはり店内は夏というだけあって冷房がよく効いていた。

昼飯を考えながら店の中を歩いていると後ろから誰かが肩を叩いてきた。ゆっくりと顔を向けると、そこには友人の工藤くどうあつし(15)がいた。

「なんだ……あっつ(篤のあだ名)か。びっくりさせんな。」

「いや、びっくりさせたつもりは………」

篤が聞いてくる。

「……ってお前何してんの?」

「俺か?買い物に決まってんだろ。そういうお前は?」

篤は頭をかきながら答えた。

「あまりにも暑かったんで冷房を……」

澤田が篤の言い分に呆れていると、1階から叫ぶような悲鳴が聞こえた。

「い、今のは!?」

「あっつ、行くぞ。」

声の方に走り出した澤田に篤が続く。


ついたのはレジ。息切れしている篤と全く疲れた様子を見せない澤田の目に衝撃の光景が飛び込んできた。


なんと、人間が人間を「喰って」いるのだ。

いや、喰っているのは人間ではない。人間なら胸から心臓が飛び出ていたり、首が半分切れた状態で生きているはずが無い。しかもボロボロで血が付いている服を着ている。


それはもう「ゾンビ」以外の何者でもない。


澤田は辺りを見回すと、とっさに大きな商品棚の陰に身を潜めた。

「あっ!置いてくな!」

篤が澤田を追いかけて、一緒に隠れた。奇跡的にもゾンビには気づかれていなかった。


「お、おい!どうなってんだ!?ゾンビなんてゲームとか映画の中だけだろ!?」

篤が必死に、しかし静かに聞いてきた。

「俺だって分かんねぇよ。ただじっと隠れてる訳にはいかない。さあ、どうする?」

篤は即答した。

「逃げるのが先決だろ!?」

「逃げるにしても、武器が無いといざという時にゲームオーバーだ。

だからまずは武装だ。お前は……このナイフ持っとけ。俺は………これでいい。」

そう言って澤田は、箱から調理用の長いナイフを篤に渡すと、商品棚の下から70センチ程の鉄パイプを取り出した。

商品棚の陰から出ると、とっくに絶命している女性店員の腹部をゾンビが貪っていた。

澤田が鉄パイプを構える。

「澤田!まさか、殺すのか!?」

「命の危険が迫ってるんだ。それに正当防衛にでもなるさ」

澤田とゾンビの距離が徐々に縮まっている。

「お、おい…殺さなくても……」

篤が言い終える前に鉄パイプは、ゾンビの頭を直撃した。

腐った果実を潰したようなおぞましい感覚と

グチャッという嫌な音と共に、ゾンビの頭は陥没した。

頭の無い首からは血が水道のように流れ落ちていた。


それを見ていた篤の目は呆然としていた。

「澤田……お前なんでそんなことが……手加減したり見逃したりしてやれないのか…?」

「こいつらは俺らを殺しに、いや、喰いに来てんだ。喰われたら死ぬ。

自分が今喰われようとしているのに躊躇なんか出来るか?

篤。厳しいかもしんないけど自分の命を守る為だ。お前はあいつ等のお供になりたいか?」

篤は首を強く横に振る。

「だったら甘ったるい考えは捨てるんだ。いいな?」

「……悪かった。………よし!生き延びようぜ!相棒!」

「ああ!」

二人の目と握りしめた拳は生きるという決意に燃えていた。

……初作品なのになんか早速感動的になっちゃってます。

自分的には100/70点くらいかな?

まあその辺の評価は読者のあなたがたにお願いします。

批評がやっぱり不安です……はい。

とりあえず、更新とか遅れるかもしれないですが、

なにとぞこれからよろしくお願いします!感想もよろしくお願いします。

因みに、次回から前書きに登場人物のプロフィールを軽く載せておきます。(という予定) では。

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