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みゃー探偵社  作者: ぽしょなれ


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043.神社(10)

見つけても逃げられちゃうよね。


どうやって確保するか考えておかないといけない。 こちらに向かってくれば倒せるけど。


そう考えると罠が良さそうだ。


鹿を杭に繋いでおいて、周りに穴を・・・あっ陥没穴から抜け出す能力があったんだ、落とし穴は使えない。 くくり罠は壊されそうだな。


檻?


あっ、主から支給してもらった探偵セットの爆発物隔離装置が使えるかも。


鹿さんには悪いけど、襲われたら爆発物隔離装置が起動するようにしておく。


念の為に睡眠爆弾もセットしておく。


後は下っ端のカラスを交代でみはらせておけばオッケー。


神社で茶菓子を食べながら時間を潰す。


なかなか罠にかからない・・・


ドウさんは書き写した封印術式の解析をしていて良いけど、私達は少し飽きてきた。


罠の設置場所が悪かったかもしれない。


最初に仕掛けた罠を見に行くと、そこには


『罠』の文字が・・・キメラって人間ベースだよね・・・文字が読めるかも。


「ドウさん何すんじゃぁ〜」


「いや、それは呪符だ・・うん呪符・・罠にかかれーってやつ」


どうやら早く事件が解決しない細工をしてくれちゃった様だ。


同様の罠だったら警戒されて見つかってしまうではないか。


別の手を考えないといけなくなった。


そうだ、ドウさんに責任を取ってもらおう。


ぽしゅん


ドウさんに向けて睡眠爆弾を投げつけた。


ドウさんの額には私のマーク、


「ドウさん、囮になって、罠の近くで踊ってて」


鹿の代わりにドウさんを囮にした。


キメラが罠にかかれば同時に睡眠爆弾が内部で爆発するからキメラも寝てしまうから安全だろう。


たぶん


その日の夜。


カラスネットワークでキメラが罠にかかったという知らせが届いた。


夜は危険だ明日早朝に確認しに行こう。


私達は明日に備えて寝る事にした。 その間ドウさんはキメラと仲良く寝ていることだろう。


・・・・


「おはよう」


「ん? ふんぐわぁーー、 キメラ キメラ どうしてホクの横に寝ている?」


ドウさんの睡眠を解いてあげた。


ちょっと怒られだが、自業自得だ。 無視した。


これも主にあげようかな。


主を呼んで回収してもらった。


これで事件は解決だ。 よっしゃー、ミッションクリア!


あっドウさんに今日の日当もらわないと・・・


どうやら駄目らしい。 働いていたのは僕だけだから・・・らしい。キメラと寝てただけなのに。


納得できない、


「わざと遅らせたの当主にチクっちゃうよ」


「僕、何か言ったか、はい今日の日当」


実に素直になった。


彼としても昔の封印呪符の資料が手に入ったし、今回の事件は得ることが多かっただろう。


私達はカー子の不安をなくせて良かった。 神社の関係者も被害が出ずに済んだ。


道場の支部の人も、憧れのドウさんに会えて嬉しかったらしい。


ドウさんは意外と人気があるみたいだ。 ・・どこが良いのか?・・


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ジーンが暇つぶしに始めたエラン探偵社の飼いネコ、みゃーちゃん視点の物語を書いています。
みゃーちゃんが探偵になって、主であるジーン達の助けを得ながら活躍します。
『ぽしょなれ異世界』 URL https://ncode.syosetu.com/n9487jk/
545.御神幸(245) ミルナリア帝国(65) エルナミア防衛軍(16) 移動中(3)
に登場する猫ちゃんのスピンオフです。
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