024.専属アドバイザーのお仕事(9)
情報収集する。
ここは谷風傭兵団(自称)の様だ、ポシェット型マジックバッグにいれてある探偵セットの鑑定魔道具でわかった。・・・便利
ここは日本支部の様だ、本部はA国にあるらしい。
A国と言えば主と敵対してたかな。
そっちは主に任せよう。
ナノゴーレムには自爆機能がある。 車とかヘリとかあったのでぺたぺた取り付けていく。 銃身に入れておくと良いと主が言っていたので銃身にも入れていく。暴発するらしい。 自業自得爆発・・略して自爆。
金庫に軍資金らしき物があるようだ。
主はまず物資を押さえろと言ってたので、金庫ごともらった。 予備の弾薬なども押収した。
睡眠爆弾は直径5メートル範囲なので一度に制圧できない。 一発やったら警戒されるので、出来るだけ多くの人数が範囲内に入る様にする。
でもどうやっても3人は範囲外に出てしまう。
そこで1つ気になっていた事をやってみる事にする。 睡眠状態で私のマークが額に付く・・ひょっとして私の傀儡になるのでは?
主の事だやらかしていると思う。
実験だ。
睡眠爆弾を投げつけて命令する。
ぽしゅん
「額にマークの無い者を制圧して」
寝ている様だが立ち上がって、残り3名に発砲した。
どぱぱぱーん
しまった暴発した。
応戦した3名も同時に・・・
反射的に銃を撃つ訓練をしているので戸惑いなく逝った。
制圧完了だ。
これで睡眠爆弾には『傀儡機能』がある事が分かった。
スメちゃんに連絡して事後処理班を送ってもらった。
以前見つけたアジトもスメちゃんが処理してくれたようだ。
さあ帰って押収した金庫を開けよう。
あっ、事務所の建物倒壊したんだった・・・・。
帰るところがないノラネコになってしまう。
ヒメちゃん家に居候することにした。
なぜかマエちゃんも居候してる・・・。
「家あるでしょ。」
「ヒメちゃんち遠いから出勤が大変」
1キロも変わらないと思うけど・・ おそらく睡眠時間をより長く確保したいのであろう、
金庫を開けるとお金の他に色々な資料があった。
外務大臣、A国大使とのやりとり などなど
これらの証拠をもとにして、スメちゃんたちによって敵対勢力の掃討作戦が実行された。
軍資金なども押収したので、迷惑料として私達も大金をもらった。
残念ながら国外にある谷風傭兵団の本部にまでは手を出せなかったが、
私の報告を聞いた主が・・・やらかしてきた。
本部にある全ての物資・資金・武器弾薬・飛行機・装甲車・建物・・などを押収してきた。
金融資産も全て。
トイレットペーパー1巻残さず持ってきた。 ・・トイレ便器はばっちいので置いてきたらしい。
隊員は素っ裸で北極に放り出されたそうだ。 何人生還できるかな。
私のみゃーちゃんになんてことするんだぁーーて感じで暴れてきたらしい。
主は優しいな、更地に戻して売りやすくしてあげたんだね。 ・・・借地だったらしい。
みゃー探偵事務所は主が建て直す事にしたそうだ。 ・・・どんな作りになるか怖い。




