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第34話 掲示板2

 かみ転総合掲示板


642:転生せし人族

とりあえず防衛戦の準備期間になったんだが2回目は期間短いのな


643:転生せしエルフ族

すぐ再戦出来るのは助かる!エルフ族も1回目は失敗したからな…


644:転生せし魔族

防衛戦終わってからも緩慢的に攻めてこられて探索が思うように進めない


645:転生せし魔族

防衛拠点に人数割かないといけないから余計にだな

耐久値まで書かれているからつい確認しに行っちゃう


646:転生せしエルフ族

防衛クリアしてからもきっついのか…


647:転生せし魔族

ロストした分を回収出来るから助かってはいるけどな…

主力がログアウトしている時がまずい


648:転生せし人族

人数が少ないと薄くなる時間帯は仕方ない…


649:転生せし獣人族

よっしゃあ!!防衛クリアしたぞ!


650:転生せし人族

なんだって!?おめでとう!先越されたか…


651:転生せしエルフ族

1回目でクリアって魔族と獣人族か…何が違うんだろ


652:転生せし獣人族

掲示板でもあったがNPCもちゃんと防衛戦に参加してくれたぞ?それのおかげで拠点防衛より前に全員出れたし


653:転生せし人族

まじかぁ…人族はなんもなかったんだよな


654:転生せしエルフ族

同じく


656:転生せし獣人族

ただ、死に戻りしたときの装備支給や修理費用はかかったぞ?魔族は一体なにをやったんだ?


657:転生せし魔族

いや…俺らもよく分からん。他種族が言うように納品依頼は特にやってなかったし


658:転生せし人族

とりあえず獣人族と魔族の共通点を探れば打開策が浮かびそうだな


659:転生せしエルフ族

エルフ族と獣人族で比べたらNPCの好感度かなって気がするんだが…俺ら一回揉めてるしなぁ


660:転生せし魔族

魔族は特に関わりないと思うなぁ…揉めてもいないが

あ、推しの受付嬢の所に並ぶのはしてる!


661:転生せし人族

どこも一緒だな

お前、胸おっきいとこ並んでるだろ?


662:転生せし魔族

何で分かるんだよ!

そう言うお前はロリのとこだろ!


663:転生せし人族

ロリで悪いか!リアルで娘にお父さん嫌いって言われてみろ!ゲームの中くらい癒されてえんだよ!


664:転生せし獣人族

切実だった…

とりあえず好感度はありそうってことで


665:転生せし魔族

なぁ、獣人族がクリアしたのって1時間前か?


666:転生せし獣人族

あー…たしかそんくらいだったかな


667:転生せし魔族

拠点に押し寄せて来る敵の頻度が減った気がするんだよね

これなら拠点のゲージ維持できそう


668:転生せし人族

え?クリアした種族が多いほど拠点維持しやすいってこと?


669:転生せしエルフ族

それって維持も含めて考えなきゃいけないって事?


670:転生せし獣人族

でもそれって他種族との兼ね合いになるだろ?1種族だけクリアしても他が追随出来なきゃ維持できんし


671:転生せし人族

なるほど、つまり先へ行かせたくないなら時間を空けてクリアすればいいんだな


672:転生せし魔族

はぁ!?ふざけんな!

ま、2種族クリアしていれば拠点維持できそうだからもういいけどな


673:転生せしエルフ族

いかに相手を出し抜くかってことだな!


674:転生せし人族

とりあえず納品依頼頑張ってみるわ

好感度は上げ方分からんし


675:転生せし獣人族

おまえ、コミュ障か?


676:転生せし人族

言わせんな!魔族の感じからしてマイナスにならなければいいんだろ


677:転生せしエルフ族

まぁ依頼をこなせば好感度は上がるんじゃね?俺らもやってみるわ


678:転生せし人族

次は1番取るからな!絶対に!


679:転生せし魔族

それフラグにならんといいな…


680:転生せし獣人族

突出しても防衛出来る人数がいるから、出来そうなのがやばいな…






高杉 彩side

「掲示板を見ても青木君の行動、全く情報がない…」


 大学で聞いた話が嘘だとは思えなかったし、ほんとに裏方に誰も目を向けてないのが分かった。そもそも他の種族に関しても生産を疎かにしているし、流通面を考えてすらいない。


 例えば今回の防衛に関してで言えば修理無料、装備支給があった魔族は素材が豊富だったという可能性。そしてそれは最前線にいた人達には分からない事…つまりイベントを消化することで防衛の難易度が変化し、それはNPCの好感度や国の財政、流通によるものと捉える事が出来る。

 魔族側でそれを成したのは青木君のみ…フィールドを探索するだけでなく色々な発見が必要になるんだろうね。


「ん…ふっ…んん…」


 ほんとすごい。外れた行動をすると目立つし何より他の人から色々と言われてしまうのに平然としている。魔族だから人数少なくて平気という部分があるかもしれないけど、それでも少数派に属すると人は萎縮したりするのに…


 ビクビクと体を震わせ、大きく息を吐いた後にベッドへ体を預けた。全種族が拠点防衛に成功したら第2陣の募集、ほんとだったらいいな…青木君と一緒に楽しみたいけど、私も目立つのは苦手だから青木君の力になれるようなプレイしたほうが良いのかな…でもやりたいことをすべきって言いそう。生産プレイがしたい、あまり目立ちたくない、青木君と楽しみたい…

 いつの間にか好きになっていた。私達は大学でも目立つグループだから青木君の反応が新鮮だった。話してみて私と意見が合う事が多くて気になった。一緒のゲームが出来るのが嬉しかった。

 でも、私が近寄ったときに体が震えていたのが分かった。女性が苦手?女性が苦手なのに色々と教えてくれて嬉しいんだけど…1年の頃はバイトばかりしていて途中からあまり大学で見かけなかった記憶があるし…何かあったのかな。本人に追及しないほうがいい事だよね。


 とりあえず、私は一緒に遊べることを夢見て眠りについた。




プレイヤー名:ナオヤ

スキル:【気配察知】Lv3 【隠蔽】Lv3 【膝枕】Lv5 【昼寝】Lv5

    【採取】Lv3 【解体】Lv3 【槍術】Lv2 【投擲】Lv1

    【魔力回復】☆ 【身体強化】☆ 【魔力探査】Lv1 【木工】Lv1 【伐採】Lv1

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