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きっと。  作者: 桜乙
2/5

1-1

「えー・・・


aに−3を、Xに25を代入して計算する。


誰かわかる者はいるか。」


春のぽかぽかの


ひざしが背中を温める。


そして学生の


眠気を誘うんだ。


まだ硬い制服。


ぷにぷにしたほっぺ。


これが・・


新中1というもの。


「おい、斉藤。斉藤!!」


「あ・・・はい!!」


「これ・・・答えろ。」


渋々黒板に向かう。


パタパタと耳に響く靴の音。


新品の上靴は


歩けばキュッキュと


音が鳴る。


斉藤ハルカ 


中学1年生。


「あの・・・」


「ん?」


「わかりません。」


私は・・・・


言われたことは


断われない。


というか


タイミングを見て


断わるタイプ


「なんだ・・


なら最初から


そう言えば良いじゃないか。」


「あ・・すみません。」


だけど


いつも失敗ばかり。


というかある意味


空気を読めない。


皆の視線を感じながら


また窓際の席へと


戻っていく。


「ハル、どんまい!」


「どーも。」


親友 エリカのはげましにも


答えない。


「そんなに眠いの?」


「まーね。」


親友<眠気


今はそんな状況だから。


「放課後また数学・・


教えてあげるから。」


「はい、どーも。


ってか寝かせてよ・・」


「ふふっ・・・おやすみ。」


「こら、授業聞け。」


毎日眠さには負ける。


毎晩毎晩


趣味でもないし


興味も無い


あんなことばかり


やっているから・・・・・



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