優しくなりましょう
貴方はきっと、いいえ、絶対に完璧ではない。完璧ではない貴方が、どうして人を貶すことなど出来ましょうか。
人のミスを嘲笑う人は、自分のミスを嘲笑われようとも、腹を立てたり――傷付いたりする資格などありません。
それなのに、そんな人に限っては、自分のミスを嘲笑う人を許しません。
傷付くだけならばまだ良いのですが、怒り散らしたり、仕舞いには八つ当たりに走ったりしましょう。
では、そのような方々には、優しくすることも出来ないのでしょうか。
いいえ、そうではありません。
確かに人を傷付けることも、多いのかもしれません。度を超えれば、それはもう殺人犯です。傷付いた相手を、自殺にまで追い込んでしまうかもしれません。
それでも人を救う力も持っていましょう。
人を傷付けるような、勇気や行動力を持っているのです。それでしたら、その力を、人を救う為に生かすことも出来るのではないでしょうか。
毒を薬にすることだって、出来るはずなのです。
そのような方々には、優しくすることも出来ないのでしょうか。
いいえ、そうではありません。
確かに貶されて、嘲笑われて、それでも尚その人に優しくしろというのは、無理なのかもしれません。
並のメンタルでは、そんなこと出来ようがありません。
しかし優しくすれば、優しさに変わってくれる。
優しさに変わると思えば、優しくなってくれると思えば、優しくなれるのではないでしょうか。
そんな理由から来た優しさでも、人を変える力は、あるのではないでしょうか。
僕は伝えたいのです。優しくなりましょう。